流星群来る。

あまりの運動不足もあり、とりあえず、歩き回る事にした。三日坊主の可能性は大だけれど、それは雨の日などあれば直ぐに生じるとして、でも、歩くのは割りと気持ちよい。一度覚えると、今日も歩かなきゃって思い立つ。カッコよく言えば『ウォーキング』だ。「最近ウォーキングしています。」と言えば通りも良い・・・しかしまぁ、正確に言えば「ただの散歩」とも言う、かもしれない。

高じると、その散歩にカメラを持ち出したりする。持ち出すと、いつもの公園ではなく豊平河川敷を目指したりする。この日はふと思い立ちアーチ橋である幌平橋のアーチを登った。すると少なからず人が居て驚く。なんで人気の無い夜に人が集う?

流星群が来ていて、その日がピークだと新聞で読んでいた。月の出は遅く割りと暗い夜空だった。ただ、街の灯で明るい空、3等星も危うい。15分に1度、4つ見ましたと
お聞きした。きっと、大小考えるともっと暗い場所を選べばより多く見えるだろうけれど、街中で眺める流れ星も乙だ。散歩の最中、結構な数を見る。北は日本海側に垂れ込める湿気の白さで霞んでいるカシオペアの下を流れたのは火球?と思う程の勢いだった。天体現象はロマンチックで素敵だ。


f:id:N-Tanabe:20200813010049j:plain
たくさん写真を撮ればどれかに写ってないかな?と思ったものの露光30秒の間に、写った光点は地球の自転30秒分しか動いて居なかった。

元来の虫目、写真を撮っている間に豊平川の護岸と残された草藁の隙間を覗いていた。夏の生物は大きく育っているのかな?確かに今のこの時期を逃さず育つ必要はあるとして、いつも居る海老はどれもが大きい。小さいのはウグイの稚魚かな?群れて流れの少ない場所にはどこにでも居た。淀みの底を見ればハゼ?が居る。しかも割りと大きいのが何匹も居た。そして、初めて豊平川で出会えたのが蟹だった。から揚げてもハサミは手強そうなくらいに大きな蟹だった。

蛙が鳴いていた。産卵時期ではないだろうに、蛙は何故、何に自身を知らせるべくこの暑い夏に鳴いているのだろう?暑い!と漏れた声なんだろうか?


ちなみに流星群は、彗星か何かの通り過ぎた後に残された母体から落ちた屑の中を公転中の地球が通り過ぎる際に地球の重力に引き寄せられ落ちて来たもの、だったはず。光り流れるから綺麗だけれど実は屑だ。今日明日はまだ屑の中に地球はあるらしい。