LUDWIG VAN BEETHOVEN② 先ずは分析を試みる。

カタルーニャ音楽堂でのベネズエラ出身の指揮者ドゥダメルによるベートーベンの交響曲第7番、第8番、これが1ヶ月ほどの間、ヘビーローテーションになっている。何が起きたのか?折角の機会なので刹那で終えるのは勿体ない。発展出来れば楽しそうなので、先ずは状況の分析を試みる。先ず想定した検証ポイントは下記の5点。

カタルーニャ音楽堂に魅せられたのか?
②指揮者に惚れたのか?
③ベートーベンだからなのか?
交響曲第7番なのか?
クラシック音楽への目覚めか?

①は惹きつける魅力のあるホール、動画を見る切欠だ。ただし動画は建築案内ではないし、作業しながら聴いて過ごしてもいるので、切欠ではあってもこれが理由とまでは言えない。好きな音楽ホールでの演奏映像でも、観る切欠にはなっても入れ込む事は無かった。

②指揮者のドゥダメルさん、youtubeには彼の有名らしいマンボがあった。楽隊が突如立ち上がり「マンボ!」と叫んでいた。当然、観衆は総立ちで大騒ぎ、それはクラシックコンサートの客席ではなく、まるでライブハウスだった。あれは、行ってみたい!

指揮者なのかはとても重要に思う。過去に聴き込んだ事のある一曲がある。ラヴェルの「ボレロ」、これは子供の頃から印象的で今も大好きだ。ある時に気になり、音源を集めた。札幌は山鼻にある中央図書館に視聴覚資料の貸出しサービスがあり、利用した。ボレロというボレロを集めた。集めた数は10曲になる。その中から「自分のボレロを探した。指揮者なのか楽団なのか、どれもが違う事に驚かされた。楽譜に忠実なら再現での差異は僅かなのかと思っていたのに、聴いたどれもが個性的だった。

③作曲家がたまたま府に落ちただけという可能性はある。つまり、ベートーベンだけは好みだった可能性を否定できない。クラシックへの造形ある指南役が近くに居ればきっと、質問攻めにしているに違いない。自分自身で検証するには、時間を要するのだろうな。集中力が持つかどうか。

④これは最も危惧する事になる。たまたま第7番、特に第1節にだけに興味を覚えた可能性を否定できない。特に「ウキウキ」の楽しい曲でもあり、これを南米の指揮者が創りだしていたのだから、雰囲気に飲まれただけなのかもしれない。そうでは無いと思いたいけれど。

⑤とうとう、クラシックを楽しめるだけ自分の興味も成熟したのか?最も望ましい状況ではないかと思う。きっと、これまでに知らなかった楽しい世界を知る事になるだろう。



気負うと疲れるだろうし、無理なく自然に楽しめる状況を導きたい。夢中なら集中力も継続出来るだろうし、過去に訪れた純文学読書ブームの再来ならと願う。この機会に一気に進められればなー
・・・ベートーベンは、自分自身を知る貴重な機会になるかもしれないと思う。


◇記事一覧
LUDWIG VAN BEETHOVEN⑥ ここまでについて。

LUDWIG VAN BEETHOVEN⑤ 参考資料。
LUDWIG VAN BEETHOVEN④ 作家年表をつくる。
LUDWIG VAN BEETHOVEN③ 交響曲第7番を集める。
LUDWIG VAN BEETHOVEN② 先ずは分析を試みる。
LUDWIG VAN BEETHOVEN① 突如、私に訪れたベートーベン・ブーム!