春の遠出

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夜更けに出発、深夜の支笏湖を眺める。
樽前山を湖越しに眺めようと湖畔に車を止め、
振り返ると恵庭岳の谷間に沈むほぼ円い月。

やはり、外にでるべきだと実感する。
こんな光景があるとは、出会えるとは。

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湖畔に行く前には、湖の見える高台から眺める。
春だと思っていたら、相当に凍えてしまった。
右手は樽前山、なんとその右上にさそり座がある。
さそり座は南方の星座で爪くらいしか見えないと
思っていた。

支笏湖外輪山の向こう、写真の左手は苫小牧、
右手は室蘭の灯り、海上はガスが掛かっている。

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そこから振り返ると林をシルエットにして大熊座。
つまり、北斗七星が左手、中央やや右下が北極星
写真左手の白い灯りは月明り、右は札幌の灯だろうか。

支笏湖なら星が見えるかと思えば、案外に街の灯が
邪魔をする上に、この日は月が大きかった。

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この日はそのまま苫小牧へ抜け、朝5時から開いている
虎杖浜の温泉に浸かり、後にアヨロ海岸へ向かう。
誰も居ない海岸で、椅子テーブルを展開して湯を沸かし、
珈琲を淹れ、頂いた。これは格別!

遠く右手に室蘭の断崖、その奥には駒ヶ岳が見える。
左手は恵山までを望む雄大な光景が広がる。

帰りは千歳経由でキウス周堤群の巨大な堀穴を眺め、
午前中に札幌に戻る、260km程のドライブであった。

思い切って行って、良かった。