今回は断面の検討をする。これで空間が見えてくる。
適当に整えたモデルを取り上げる。
懸念の水廻りはトイレを別としたコンパクトプラン。
LIVING、アトリエと主寝室(MBR)はフローリング、
図面下(南側)にDOMAを置く。ここは一段低い。
①LIVNGの天井高さ2200mm。
②LIVINGの天井高さ2450mm。
③LIVINGの天井高さ2900mm。
②の天井高が一般的、高くも低くもない無難だ。
③まで高くすると、少し余計にも感じられる。
例えばこのプランはコートハウスで庭と一体的な
空間になるので、広がりは庭で居室は低く落ち着き
ある方がとも考えられる。①は興味深いな。
プランを少し修正し、フローリングはLIVINGのみ。
アトリエ、MBRはタイルとした。
更にスキップダウンし、半地下利用までを検討する。
④LIVING天井高2200mm、DOMAは2350mm
⑤LIVING天井高2200mm、DOMAは3050mm
⑥LIVING天井高2900mm、DOMAは3750mm
⑦LIVING天井高2900mm、DOMAは3750mm、+LOFT
⑧LIVING天井高2900mm、DOMAは3750mm、+LOFT
⑨LIVING天井高2900mm、DOMAは3750mm、+LOFT
⑩LIVING天井高2900mm、DOMAは3750mm、+LOFT
半地下を利用するなら⑤がいい。
LIVINGは天井高を抑え庭とも一体的にしつつ、
アトリエとMBRは高い天井となる。バランスがいい。
⑥~⑩はLOFTありのケース。基本は天井の高い③。
半地下として高さを作り、LOFTを設けている。
⑧ほどLOFTが大きくなると奥まで屈んで歩くのは
大変だろう。⑩はちょっと面白い。
表題の、リビングで大の字になれる家を考える。
⑤、⑦、⑧がいい。
⑨、⑩程LOFTがLIVINGに迫るとく窮屈に感じる。
天井が高くて広いと、何か道場の真ん中で寝る様な
無防備な落ち着かなさは否めない。
ある程度天井は低く守られつつ、空間の抜けが良く、
閉塞感のない状態ならな。