テーブルを造るなら家具工事になる。
とても高価だ。それが銘木を使えば、
ゼネコンや工務店では難しいので、
自力で得る必要がある。天板を合板や
集成材で良しとすれば可能だろう。
この住宅の取り組みでは金物工事がある。
外部の庇をスチール製と想定をした。
外部なので溶融亜鉛メッキ処理として。
一般的な木造住宅では金属工事は無い。
中では高価な工種になるのだけれど、
使えるとデザインの幅は広がる。
鉄細工が使える。
庇という大項目にテーブルのフレームを
密かに潜り込ませられれば・・・
テーブル単体で制作するよりも安価に
金物が手に入れられる、はず。
実際に契約見積に計上させるには
テクニックも労もあるのだけれど。
と言う事で、金物ありきでテーブルをデザインする。
天板と脚はスチールフレームに固定するので、
浮いたデザインが可能だ。
1.8m長さのテーブルをスチールの強度で持たせ
スッキリと華奢にデザインが出来るはずだ。
フレームはスチールのアングルとフラットバーの加工。
現実的には施工者、技術者との協議によるだろう。
積算図面なら、ここまで示せば足ると考える。
見積時に質疑が届くかもしれないが。
それに、天板の端は斜めに加工し、実は脚は
3次的的な加工を要するので、大工工事でどこまで
実現が出来るか?これは監理能力が問われるな。
予算次第で家具工事に出来れば良い製品に出来、
大工工事レベルで取り組むなら最善を期し、
まぁ、不可能ではないので、ここではこれで
良しとしてインテリアに配置してみよう。
手持ちの3次元図形から椅子はYチェアを置く。
アトリエとして私が使うのは奥の一座とし、
アーロンチェアを置いてみた。
2台のテーブルで全長3.6mとなる。
モニターを置いてもスペースは十分かな。