Compact house 考 リビングで大の字になれる家を考える ⑬ 家具:テーブル

テーブルを造るなら家具工事になる。
とても高価だ。それが銘木を使えば、
ゼネコンや工務店では難しいので、
自力で得る必要がある。天板を合板や
集成材で良しとすれば可能だろう。

この住宅の取り組みでは金物工事がある。
外部の庇をスチール製と想定をした。
外部なので溶融亜鉛メッキ処理として。
一般的な木造住宅では金属工事は無い。
中では高価な工種になるのだけれど、
使えるとデザインの幅は広がる。
鉄細工が使える。

庇という大項目にテーブルのフレームを
密かに潜り込ませられれば・・・
テーブル単体で制作するよりも安価に
金物が手に入れられる、はず。

実際に契約見積に計上させるには
テクニックも労もあるのだけれど。

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と言う事で、金物ありきでテーブルをデザインする。
天板と脚はスチールフレームに固定するので、
浮いたデザインが可能だ。

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1.8m長さのテーブルをスチールの強度で持たせ
スッキリと華奢にデザインが出来るはずだ。

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フレームはスチールのアングルとフラットバーの加工。
現実的には施工者、技術者との協議によるだろう。
積算図面なら、ここまで示せば足ると考える。
見積時に質疑が届くかもしれないが。

それに、天板の端は斜めに加工し、実は脚は
3次的的な加工を要するので、大工工事でどこまで
実現が出来るか?これは監理能力が問われるな。

予算次第で家具工事に出来れば良い製品に出来、
大工工事レベルで取り組むなら最善を期し、
まぁ、不可能ではないので、ここではこれで
良しとしてインテリアに配置してみよう。

 

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手持ちの3次元図形から椅子はYチェアを置く。
アトリエとして私が使うのは奥の一座とし、
アーロンチェアを置いてみた。
2台のテーブルで全長3.6mとなる。
モニターを置いてもスペースは十分かな。