Compact house 考 リビングで大の字になれる家を考える ⑮ 内観

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制作してきたCompact house考の3Dモデル、
取り合えず内観を覗いてみた。
つくづく、撮影は難しい。
3Dですら困難、実際は果てしなく難しい。

光、照明の具合は未調整なのでプレビュー。
画像右手の庭(コート)は南側、陽は高い。
DOMAは照らされ、寛ぐリビングは穏やかに。
DOMA側の連続窓は7m+2.5mと長大。
矩形のデザインで屋根庇が無い事から、
高さを抑え設けている。

初見で最も難儀したのは、アトリエ後方の
背の高い本棚だ。その奥にはMBRがある。
本棚塔は上部にLOFTを備えても居て、
割と重要な収納収蔵スペースでもある。
ただ、空間を閉ざす程に背は高かった。
これでは室内に影を強く落とし、
伸びやかさを損なってしまう。

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16mを超える長さの建築になる。まぁ、贅沢にも。
勝手な取り組み故になら許されるだろうと。

本棚塔の高さを切り詰め、リビングからは
+1.5mとした。アトリエレベルで+2.4m以下へと
修正を施してみた。
これで空間の奥行きは伸び、抜けが得られる。
北側高窓採光の採光具合の表現は3Dでは極めて
難しい。南側が強すぎてコントラストも強い。
割と実際に近い印象と、現実ではない様もある。
模型で確かめたくなるなー

リビングにはイサムノグチにテーブルを置いて
いるけれど、これはちゃぶ台にしたい。

各部調整、修正は気の長い作業になりそうだ。

 

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