豊平川で読書、その風景。

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何の写真だろう?撮らされたカメラも困ったに違いない。
読書していると空から大きな音、見上げると飛行機雲が
青空に綺麗に長く伸びていた。カメラを手に取り先へ
向けると、太陽がいた。眩しくて覗けない。けれど、
手当たり次第にシャッターを切る。

飛行機雲は4筋、エンジンが4つ?旅客機だろうか。
それにしても太陽とは、大きな火の玉だな。



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聴こえてくるものの中には鳥の声がある。
潮風もないのに、しばしば見るのはカモメだ。
その声を聞けば、海にでも行ったかのよう。
ネットで調べると日本には幾種かあるようだ。
色や形状から「オオセグロカモメ」だろうか。

ここは段差が人為的につくられた場所になる。
なぜこういう仕組みが必要なのか分からない。
中央は傾斜の緩い魚道を想定しているのかも。
その縁に立てる場所があり、カモメが2羽。
随分親し気で長々と滞在していた。カップル?

カモメは海鳥、生活の場は海なのだと思う。
ここに居るカモメ達はどんな生活を送って
いるのだろうか。

カモメは大きな鳥だ。エサは魚だろうか。
豊平川河川敷なら飛べる空間がありそうだ。
ただ、水に潜る印象はない。水辺の縁から
水生生物を狙うのだろうか?サギなら脚は
長い。カモメはどうするのだろう?

ウグイはしばしば見かける。エビもカニ
河川には多い。淀みなら小魚もいる。
その気になれば、エサは困らないかもしれない。


とりあえず、呑気そうに日向ぼっこをして
いる風だし、幸せそうにも見えた。

 

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もう一種、気になる鳥がいた。
スズメより大きく、鳩より小さい具合。
読書をしていると、突如頭上が騒がしい。
見上げると上空10m程の高さだろうか、
ジタバタと大騒ぎいしている鳥が居る。

ピーちくパーちくと実に騒がしい。
まるで溺れて足搔くかのようにジタバタ。
懸命にホバリングをしているようにも
みえるけれど止まれずに遅々と前に進む。
ひとしきり騒ぎ終えると急降下し、
河川敷の草地に身を潜めてしまう。

空を背景にすると黒い鳥にしか見えない。
写真をみれば、腹側は白そうだ。
おそらく草地の保護色で地味な鳥に違いない。
今時期はまだ他の鳥も少なく、より活動的?
無意味で無駄に見える行為は特殊でなく、
頻繁にみられる。一体なんだろうか?

巣立った幼鳥が羽ばたきの訓練中かもしれない。
でも、ここはアピールではないかと予想する。
求愛行動だね、きっと。

色々な鳥が飛び賑やかになる前の静かな空、
保護色で地味な姿の鳥が最大限に出来る
アピールは、ジタバタと騒ぐ事なのだ。

懸命に羽ばたく事で力強さを、
騒ぎ立てる声の大きさで更に力強さを
異性にアピールしているに違いない。
そう考えると、子供みたいで可愛らしい。

この立ち振る舞いを草藪で見ている異性、
まぁ、あの羽ばたき!声の多彩さ!と
眺めているのかもしれない。

全く違うかもしれないが。