計画初段階の取り組みはインスピレーションで。
もちろん、過去の経験はフルに活用をする。
≪ 考察 ≫
敷地はまとまった一地域になる。
大規模な開発も可能だ。ただし、
一気に開発する事業は想像出来ない。
①駅に近い。けれど直近ではない。
②市街地と住宅地の中間に在る。
③メインの接道がない。
③は大きな考慮すべき事になる。
正面を想定出来ない難しさを生じる。
敷地だけを眺めると、何でも出来そう。
けれど、敷地の可能性は個性的で、
都市の狭間の難しさそのものに見える。
より簡易で安全な開発をするのなら、
戸建てに土地を別けてしまうのがいい。
けれど、駅には割と近い。
何か出来るかもしれない。
今ならどこの駅前も、似た状況?
車社会の中では不便さは否めない。
よくよく眺めると、都市の背後のような、
穴場のような個性が感じられる。
皆が当然のように知っているのに、
実は良く知らない場所。
用事がなくて行かない場所だろうか。
そういう個性は活かせないものか。
高層マンションを2棟、
余った敷地に低層棟を。
標準的に考える一例だと思う。
ただ、敷地を使い切るのは難しそう。
思い切ってウネウネと描き出す。
これを都市に嵌め込むと、相当だ。
ただ、このままならコストが・・・
機会があれば、この線で洗練に
励め事が出来れば或いは・・・
もう少し現実的に。
接道上大きな道路に低層棟を設ける。
都市のスケール感を考えると、
駅前はやはり人は集う事もあり、
大きな規模が集中し易い。
対して周辺は住宅街となり、
規模は小さく平面的に広がる。
活性化から縁遠い街並みは空虚で、
それが今の多くの町の駅前の光景?
高層棟に建築を集約しても、
周囲が空虚では退廃的に見えてしまう。
どうにか都市的「緊張感」を創れないか?
建築面積は大きくなるけれど、
中低層で緊密感を作れたならと思う。
と言う事で、すこし作り込んでみる。
ここでは単純に敷地を8×8の16分割で
一マス毎に高さを想定してみる。
マンションなり集合住宅なら、
すこし厚過ぎるのだけれど、ここは
気にせずにシミュレーションを試みる。
ヴォリュームで計画を推し量るものの、
分割するだけでスケール感が出るので
とても面白い。
分割した一単位別にバルコニーなりを設け
凸凹を想定し、更に作り込んでみた。
ここでは高さ毎にグラデーションを与える。
グラデーションを平面方向で。
出応えを感じたので、更に具体的に
作り込んでみた。本来なら、
この段階では作り込み過ぎないのが良い。
でも、まぁ・・・
都市モデルが割と綺麗だったので、
当て嵌めて見たくなった。
その① 『思わず都市を作る』
その② 『都市3Dモデル!』
その③ 『設計過程』GIFアニメ
その④ 『計画エスキース』 ←今回です。
その⑤ 『エスキース過程』
その⑥ 『計画案モデル俯瞰』
その⑦ 『計画案の案内』