春の豊平川

屋上でBBQでもしようかなー思い立つ休日の陽気・・・けれど、進まぬ仕事をしなければと陽射しを横目にする午前のアトリエ。がしかし、遅い昼食の後に、運動不足の解消は仕方ない事だと、今年初のサイクリングへ出かける。

水溜りもあれば、まだ雪の残る所もあるので極めてスローに走り出す。春先に頑張り過ぎて右膝を痛めるとシーズンを棒に振るので、そこは慎重に歩くような速度で陽差しを楽しんだ。もちろん、訪ねたのは豊平川だ。


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豊平の河川敷?未だ雪面。けれど汚れた空気が染み込む雪面が春を告げている。


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雪融け始めの豊平川、まだ川面に降り立てた。主の様な大きなモクズガニ、作秋に産卵のために河口へ下ったのではと思えば秋に再会した場所を訪ねる。流石に昼間は御目に掛かれないけれど、その頃に眺めた極めて小さな魚の群れ・・・一匹は3cm程だろうか、泳いでいた。小魚やエビは冷たい水流の混じるこの時期はどこに潜んでいるのだろう?心地良い場所はあるのだろうか?陽射しが増せば温み、エサとなるプランクトンも増えるのだろうか?けれど、この先は冷たく速い雪解け水が後2ヶ月は流れるだろうに。

6月~11月の半年は豊平川も穏やかだ。12月になれば水は少なく冷たく厳しそう。その厳しさは3月までに及び、4月からは雪融け冷水が流れ込み、水量は増すものの速い。

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月曜は夜更けに訪ねる。一日で水量は各段に増え、川面に降りるには躊躇われた。夏の大雨の洪水に近い水量で速い川の流れ。

ゴールデンウィークにもなれば、河川敷の雪もなくなり人は多くなる。今時期はまだ雪面に覆われ、休日の昼間でも人はまるで無し、気ままに過ごす事が出来る。自転車で走る事は出来ないので、道路際に止め雪中を歩く必要はあるけれど。

渇水状態の秋か冬はじめとも違う、雪はあるけれど水量の多い川と、済んだ空は春らしい夜の豊平川に違いない。しかしながら・・・あまりに勢い強い流れなので夜に一人で近寄るのは怖いな。