オンネトー その②【湖畔の風景】

観光地としてのオンネトーは雌阿寒雄阿寒を望む岸から眺めるのが一般的だろう。紅葉の季節なら絶景を望める。或いは雄阿寒岳登山は今も変わらず人気のコースに違いない。それがキャンプ場となれば人里からは遠く売店もなく、家族で賑わうような場所でもない。夜は暗く静かな場所、好きな人が行く場所なのだと思う。

私は、ここでBBQをして、珈琲を飲んで、散策して一日を過ごすだろうか。温泉もあるし。ここのキャンプ場は今時の整えられた環境ではまるでなく、湖畔に広がる林の中のスペースしかない。本当はもう少し早い時期に来てルリボシヤンマを追いかけたかった。

 


人の都合で切り開かれる事はほぼ無く、昔からある桂の木は今も健在、聳えている。


踏み荒らされる事もなく古い切株が落ち葉に埋もれ苔を蒸す、湖畔の縁。


一週間前ならきっと綺麗な紅葉が見れたのだろうな。この小さな入江は風を遮ってくれるので、時折、静寂の湖面に森の映えるシーンが楽しめる。その機会は来年にとっておこう。

⇒オンネトー その①【管理棟建築】
⇒オンネトー その②【湖畔の風景】
⇒オンネトー その③【景観破壊】
⇒オンネトー その④【計画の検証】