【 DOMA/NATORI 】のスケール感を検証する。


宮城県名取市で設計した住宅【 DOMA/NATORI 】の3Dモデルは決定案の少し前に製作した。自然採光と照明時再現は厳密でなく、「スケール感の検証」のために空間表現を試みる。L字形プランを中途で切り、ドマのある室内を眺める。

2階建てのプランは居室の配置構成から高さを抑えた。敷地の傾斜に沿う勾配屋根の空間は大き過ぎないスケール感が出来ている。

左は南、右が北になる。ドマ床レベルを含め複数の床レベルを小気味よい規模の空間に展開した。連続するオープンな空間は直ぐに見えるはず、けれど複層し北側の水廻りのゆとりのスペースまで・・・閉塞感はない。かくれんぼには困らず、閉ざされた場所もなし。この画像の反対側にはL字の一端があり、より室内空間は広がる。

夜の照明時はこの具合。奥行きが伝わるものと思う。


これは設計時に提出したスケッチになる。もちろん、スケッチの方が好きだ。
ただ、CADの実データのみで簡易表現した断面パースには客観的なスケール感が投影されている。

この住宅も、平面図だけで理解の及ばぬ空間を設計した。『空間』は面白い。



以下にスケール感の検証リンクを。
■【MoAi in ny】の検証!
■【 DOMA/NATORI 】
■【DOMA/Hakodate 】
■【 DOMA/Yamanote 】
■【 DOMA/道南(South Hokkaido) 】
■【 Bookshelf 】
■【 Compact house 考 】
■【 一般的な住宅との比較 】
■【 佛願寺 】
■【 光明寺 】