Compact house 考、スケール感。

【Compact house 考】で計画した住宅は架空の住宅、勢い余ってパースまで製作をした。3Dデータはそこそこ精密に作り込んでいたので、改めて断面を眺めてみた。人を置いてみると、大きさ感がより分かる。実現したとしても実際には見る事の出来ない断面の眺め。


半地下を使いLOFTを設けた立体的な空間構成となっている。屋根形状を変更してLOFTを階にすれば2~3室分のスペースを確保できるだろうか。
半地下に置いたテーブルとリビングの床レベルを揃えているので、より広がりが感じられると思う。半地下(図案左側)の奥は寝室スペースとして中間に間仕切りとなる収納塔を設け、上部はLOFT。人の視線はどこにいてもやんわりと合い、途絶えない。


収納塔に間接照明を仕込み、キッチンやテーブルのペンダント照明があれば、雰囲気の良い夜が出来そう。

改めて、過去に設計した住宅をこうして断面を眺めて見るのは面白い機会だった。元はW杯を眺めつつ夜な夜な始めた取り組みながら、短時間で集中した事もあり一通り揃えられた。同じ断面構成は無く各々の敷地に沿い要望に応えた設計、ずぼらな空間の無かった事を確認出来た。

住宅を考える時、多くは「平面」に頼りがちになるのだけれど、どのように生活したいか?を考えると「断面」で考える必要性のある事を伝えられただろうか。平面ではなく空間に住まうのだから。


以下にスケール感の検証リンクを。
■【MoAi in ny】の検証!
■【 DOMA/NATORI 】
■【DOMA/Hakodate 】
■【 DOMA/Yamanote 】
■【 DOMA/道南(South Hokkaido) 】
■【 Bookshelf 】
■【 Compact house 考 】
■【 一般的な住宅との比較 】
■【 佛願寺 】
■【 光明寺 】