パン⑤・・・番外編はオンネトー


故郷のほど近くにあるオンネトーは毎年、10月の祝日に訪ねた場所だ。随分以前の事になるのだけれど、例年の通り訪ねBBQを楽しんだのだけれど、近くに外国人の御夫婦がおられた。手には食パン。柔らかく甘く腹持ちのしないパンを食べられていた。

折角の日本は北海道、しかも極めて綺麗なオンネトーの景観を台無しにしかねない「食」を目の当たりにし、つい、手招きし御一緒したのは思い入れ深い。

聞けば『チェコ』から訪ねて来たのだとか。

こちらは最善の食・・・BBQではあるのだけれど、を提供する。しばし話が弾んだと思う。そこはチェコネドヴェドロシツキー、コレルと代表の名が次々の出て来たので、先ずはサッカー談義が出来た。準備なく突然にチェコの人と話すのは厳しい。

プラハを語るには何も知らない。ブルノにはミースのトゥーゲントハット邸があるのだけれど、そこまで突然の片言英語では伝えきれない。話して居れば「当然知っている!」事だったのだろうか。

彼等にとって迷惑な事だったのか、思い出の一つになれたのか、どうなのだろう?でも、あの食パンで過ごされたなら寂しい。


■パン記事は以下の6つです!
パン①・・・大福より「パン」だった。
パン②・・・歯が立たないドイツパン。
パン③・・・北欧でサンドイッチ
パン④・・・パリで街角フランスパン(バケット)
パン⑤・・・番外編はオンネトー
パン⑥・・・パン屋を設計する。