都市規模で考えた、あるプロジェクト その⑥

その⑤で検討した計画案を俯瞰する。

何を考えたのかを確かめるに適当な視点、
俯瞰景はその一つで偽る事が出来ない。
建物だけ綺麗に見せるのは比較的容易。


f:id:N-Tanabe:20210508034035j:plain
制作した3D街並みヴォリューム・モデルに配置する。
その⑤で使った定点は、大きな通りの反対側4階から
眺めた視点になる。


f:id:N-Tanabe:20210508034023j:plain
俯瞰別視点から眺める。

都市は、人が見えないスケール感がある。
ポツンと佇むには少し寂しい。
佇むには守られた空間であって欲しい。
適度に囲い、適度に開放し、
守られつつも解放感のある様が望ましい。

低層棟を樹木としても、良いと思う。
学校は、そういう意味では良い環境を
考えているように思う。

囲い過ぎると閉塞感と陰湿感を生じる。
開放的過ぎると無防備で落ち着けない。



f:id:N-Tanabe:20210508032221j:plain
その⑤の視点とは真逆の方位上方から眺める。

本来なら、周囲や中央空地は緑をと思う。
木陰を作る緑が欲しい。周囲との緩衝を
考えても緑は適切、周囲から眺めても
気持ちが良い。それは次のステージで。


 その① 『思わず都市を作る』
その② 『都市3Dモデル!』
その③ 『設計過程』GIFアニメ
その④ 『計画エスキース』
その⑤ 『エスキース過程』
その⑥ 『計画案モデル俯瞰』  ←今回です。
その⑦ 『計画案の案内』