2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

雪の結晶、改めて観察する。

雪の結晶、札幌でも確認が出来る。ただ、あまりに小さいのでぼんやりと良く見る6角形の結晶状であるような気がする、程度。或いは、1月初めの冷えた夜の雪でなら、もう少し正しい形状を確認出来るのかもしれない。1月末の夜の雪は、まだふわふわと軽さがあっ…

壊れた結晶。

少し前の事、綺麗な雪が降っている事に気付いた。湿った雪が多くなりがちな昨今、良く冷えた昼間だった。粉雪やパウダーと言うのではなく、芯のある降り方に見えた。気になり屋上で眺めると、結晶が見えた。ラッキー!と思い、後で観察しようと思って・・・…

雪上の模様。

模様があったので気になり観察をする。鳩が右往左往したらしい。誰かが餌を撒いたわけれでも無さそうなのに、歩き回って柄を作る。雪の上ならではの模様があった。ベートーベン・ブームは継続していて、近所を通る時は札幌の中央図書館に寄る。交響曲第7番は…

Compact house 考 その⑭ 事例として。

実はこの【Compact house】考は敷地を特定していない事が可能性の限界になっている。設計に置いて敷地は絶対だ。どのような要望も、たとえ資金が潤沢でも、敷地の個性を活かせなれければ無茶になってしまう。無茶な事例は現実に少なくなく、一見して見てはい…

Compact house 考 その⑬ スキップフロアでの解決を。

【Type-015】このプランは【Type-010】から派生する基本プランの拡張案。半地下に設けたアトリエを寝室とすれば、3、4人の住まえる空間規模となる。それを27坪の2階建てで実現が可能だ。平面的には防ぎ様の無い視線も、床高が異なれば違う場所だと感じられる…

Compact house 考 その⑫ 更に分析を試みる。

寝床をアルコーブではなく「寝室」に別けたプランを図式化してみる。何が違うのか?を考えてみる。【Type-101】として案内したプランは寝室を設けている。プライベート性の強い空間を公な性格の空間であるLDKと切り離している。落ち着きがあるプランになる。…

Compact house 考 その⑪ 分析を試みる。

昨年末からお正月に掛けての実験、何が出来るか?小さな家のシミュレーションを果たす。望ましい成果には至らずとも、出来るだけ減じた中で無理のない、或いは十分な住宅を考えられるのか?という自主プロジェクト。時間をおいて温め、また再開したいと思う…

Compact house 考 その⑩ 今回はここまで。

思い立ち夜な夜な思案を続けたこの考察は、正味2ヶ月ほどの事と思う。寝室を設けずにリビングに付属するアルコーブにベッドを置く事を許容し、コンパクトな住まいを考えてみた。アトリエの併設が主題の様にはなったものの、寝室を別ける事も同時に考えた事も…

Compact house 考 その⑨ 再び当初に立ち戻る。

【Type-011】56㎡(17坪)の案はType-010の再考案。幾つか経験して来た上で取り組み直してみたものの、現時点ではここに戻って来た。細かくは違うけれど。玄関を張り出しそこで来客応対とする事で室内のプライベート性を担保させてみた。この規模で住まいを…

Compact house 考 その⑦ 更に寝室別を試みる。

【Type-100】の系統は基本的に【Type-010】の原案のBed alcoveを独立した部屋としている。次の案も同様なのだけれど、長手に伸びるプランとしてみた。【Type-130】61㎡(18坪)のプラン。この規模でここまで明瞭に公私を区分する必要があるか?は悩ましい。…

Compact house 考 その⑥ 試しに寝室を別けてみる。

小さな住宅試作の試みは、アトリエが欲しいなと思い始めてしまい、なかなか小さくならない。それでも【Type-090】のような「回」のようなプランに至れたのは面白い。ただ、ここで一度、寝室をアルコーブではなく部屋として設けて見る事に取り組んでみた。【T…

Compact house 考 その⑤ 方針を転換してみる。

コートハウスを考えだすと現実的な敷地条件を設定しないと先へ進みにくくなる。一つ思い切って広い敷地があると考え、全く違う方向を模索してみた。 【Type-090】109㎡(33坪)の平屋案。水廻りや収納、キッチンを中央に集めコアとし、周囲にスペースを3つ…

Compact house 考 その④ 気ままに

【Type-050】は床面積70㎡(21坪)、建築面積は93㎡(28坪)程。040案でガレージやアトリエを併設してみたけれど、LDKが建物中央に配置してしまい、採光、眺望、換気が悩ましくなったことから、各スペースのレイアウトを変更してみた。シャッターのあるガレ…

Compact house 考 その③ 直ぐに拡張してしまう。

案外に、取り組んだ叩き台となる初案が16坪規模だったことに気を良くしてしまった。もう少し余裕を持たせたなら何が出来るだろうかと欲を出す。【Type-020】案は、勢いでいきなり「ガレージハウス」を試みた。約60㎡で18坪規模だ。住まう人数を限定するなら…

Compact house 考 その② 先ずはこのあたりから。

BR(寝室)を部屋ではなくLDKの凹の「アルコーブ」とし、縁側的で土汚れも厭わない「ドマ」のある、一人か二人住の「終の棲家」までを想定する最小限住宅を考察し始める。これは【Type-010】案、53㎡の16坪規模の住宅建築だ。この規模なら建設費1200万円程度…

Compact house 考 その① 想定条件

最後まで書き入れれば、きっと長編になると思う。どうせ、夜更けに酔いながら書く事になると思うのでグダグダ感を否定できないけれど。どうしてそうなるかと言えば、この取り組みそもそもが夜更けに楽しんでいるものだから。これは10年程前から温めているプ…

タイの旅、2020年を改めて ⑨ 質感

『ワットプラシン』 の金色は驚きだったな。白昼の下に金を曝すなど考えた事が無かった。しかもそれが日本では見る事の出来ない高い陽射しの下で。眩しかった。カメラが何にピントを合わせるべきか悩むくらいに輝いていた。有難く嬉しく喜んでしまう。 寺院…

タイの旅、2020年を改めて ⑧ タイルとモザイク

阿弥陀様の描かれたタイルは、気付けば驚いた。訪ねたのは『ワット ラーチャボピット』、ここは高価で手の込んだお寺だった。3大寺院ではないけれど完成度の高さは素晴らしく見所多い建築だったと思う。 その阿弥陀様と花柄のタイルが巨大な壁面一面を埋め尽…

タイの旅、2020年を改めて ⑦ 開口部と陽射し

開口部、日本では障子戸が用いられた。北海道ではどうなのだろう?障子は和紙を用い、降り注ぐ日差しを濃して室内に柔らかい光を導く。谷崎潤一郎の陰影礼賛の世界になる。タイに陰影礼賛があれば、なんと記されているのだろう?興味を覚える。私の見た開口…

タイの旅、2020年を改めて ⑥ 昼間の、強い影。

南方地域らしい室内風景ではないかと思う。熱い陽射しが室内に強い影を作り出す光景は印象的だ。暑い地域では、窓は設けないのだと思う。窓が在れば陽射しが熱を室内に招いてします。窓の目的には「採光」「換気」「眺望」がある。自分が設計する際は室内環…

タイの旅、2020年を改めて ⑤ 日本では無いと実感した光、灯り。

チェンマイを訪ねたその夜に訪ねた近所のお寺、その境内には目的不明な場所があった。寺院の奥には人の生活があるようで、それは大きな池で隔てられていた。中央に設けられているのは浮橋らしく、バナナの木の葉の様なものが敷き詰められフカフカの道になっ…

タイの旅、2020年を改めて ④ 屋台はイイ。

ここは中心市街地に設けられた屋台スペース、観光客向けの施設かな。値段は高めであった。市場と言うのか、これは都市のあちこちに在る様で、地域毎に個性が違ってくる。地元の方の行く所は、少し怖い気はする。有名な所はどこも観光客を相手にするのだろう…

タイの旅、2020年を改めて ③ 観光地の真っ只中

2日目は朝からメインの観光地にして強烈な建築群を巡る。昼はワット・アルンを望んで。昨晩は②で示した業者か猫しかいない暗い街も昼間は賑やかだった。性分につき、食べ物を写す習慣がない。食べ終えた後に、撮っておけば良かったと思う。 訪ねたお店は繁盛…

タイの旅、2020年を改めて ② バンコク

バンコクと言うのは人口1600万人を超える大都会で何でもある街だった。目抜き通りには巨大な商業施設がひしめき、有名ブランドが立ち並ぶ。これは高架鉄道BTS駅。街の中央に無理やり高架を築き作られていた。ただ、今一つアクセスが宜しく無いのか、タク…

タイの旅、2020年を改めて ①

実はアジアは正確には二度目になる。初めての欧州への旅の帰路は南回りだった。ある経由地で遅延があり成田空港閉鎖に間に合わぬ事態となり、中国は上海だったろうかで一泊をする。出歩けなかったし、既に夜だったし、泊っただけ・・・初めて?のアジア旅行…

トーチカ 2020年視察より。

「トーチカ」昨年見たものの中でも特に印象的だった。例の如く企画していた「縄文探検隊」は昨年、縄文要素は僅かながら、十勝を巡った。視察地として十勝沖の太平洋岸でトーチカ群を見ている。実は秋に書いたものの、操作を間違い上書き?してしまい記事を…

夜 2020年の写真から。

薄暮直後の夜は未だ青い空の残る夜。これはオンネトーでの一枚。珈琲を淹れながら。珈琲セットはカバン一つなので、豆と水の用意があれば何時でも何処ででも。昨年、ようやくミルを調達したので、挽き立てが飲める。ここは観光地ではあるものの、流石にこの…

夕陽 2020年の写真から。

朝陽も夕陽も見える変化は同じに違いない。けれど時間は逆になる。朝は、爆発する様に現れた陽が周囲を焼き尽くして空を青くする。夕は、陽が隠れる瞬間に色を失う、昼と夜の狭間、堺だ。・・・もう少し谷崎潤一郎を読もうかな。綺麗に表現しようと頑張って…

昼間 2020年の写真から。

言い訳をするなら、翌朝一で提出をしたく仕事は夜なべになるので、夜型に成らざるを得ないのだ・・・違うか?高校生くらいから夜好きは一貫してはいるものの、明るい昼間はやはり良い。写真を撮っても、光が十分にあり綺麗撮れる。敷地を見に行くならやはり…

朝日 2020年に撮った朝日。

本当は、新年お正月に貼れれば良かったのだけれど、何となく夜な夜な、昨年の写真を眺め整理している。綺麗な朝陽があったので集めてみた。2020年の7月末、津別峠から日の出を拝む。この綺麗な光景は、生まれて初めての体験だった。見ているのは屈斜路湖の雲…