壊れた結晶。

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少し前の事、綺麗な雪が降っている事に気付いた。湿った雪が多くなりがちな昨今、良く冷えた昼間だった。粉雪やパウダーと言うのではなく、芯のある降り方に見えた。気になり屋上で眺めると、結晶が見えた。ラッキー!と思い、後で観察しようと思って・・・一晩過ぎてしまう。翌日眺めて見ると、こんな具合。

結晶が壊れ、ただ融ける程暖かくはなく、割れたガラスを集めたかのう様。まだ触っても感触の良い雪だった。

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もっと拡大して眺めると、おそらく結晶を構成する小さなパーツがそもそもハチの巣のように六角形だ。その粒同士が結びついている。割れたもの同士が繋がるのだろうか?冬の寒さの妙はピリッとする刺す感覚、これを形にするとこういう絵になるのかもしれない。氷の塊でも水でもなく、ルールのある形状を保つ環境、まだ冬だ。

結晶を観察できる機会、まだ何度かあるだろうか?
こんな発見多い観察の機会、逃さずに次を待ちたい。