2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

学校建築。

鉄筋コンクリート造(RC造)の綺麗なラーメン構造で構築された5階建ての学校建築がアトリエの道路を挟んだ向かいに建つ。既に古い建築は、その時に考えられた学校建築の求める姿のまま今もある。今なら、様々なスタイルがあり、おそらくはよりもっとバラエテ…

他愛もないのですが。

お子様連れの若い御家族と一緒したエレベーター、冷えピタ?をおでこに貼った子は手には小さな菓子袋、美味しそうに食べつつ周囲にも興味深々でキョロキョロと忙しい。風邪ですか?とお聞きすれば、「貼りたかった」のだそうだ。つまり、元気そのもの。エレ…

調査報告書

敷地を見に行ったり、建築を視察した際は報告書を製作する・・・しない時もある。住宅規模の場合は資料の保管のみではあるけれど、要望があれば製作する。設計においては視察により何を得るのか?が肝心だ。実際に自分の目で見て確かめることが大切で、不足…

エントランス。

10月末に訪ねた際の写真を見返して見つけた一枚は、カメラを持って行ったのにまるで撮らずだったもののエントランスだけは納めていた光明寺。事前にお訪ねするとは伝えていたのだけれど、けれど、いつも凛としたこのような光景に違いない。人を迎える心配り…

灯る豊平館。

豊平川散策後には9条通りに出て中島公園を通る、直線なら4km程だろう道を気ままにアチコチに寄り道しつつのルートが好みだ。豊平館を横目に通り過ぎると、灯りが灯っているのを見つけ、カメラも三脚も携帯していたので池から撮ってみようかと試みた。夏は外…

いつもの豊平川。

風は強いものの暖かな夜、直に冷え込み雪に覆われる季節、今年は最後かな?と訪ねた豊平川の何時もの場所は、雨の影響で雪融け時期並みの増水でカニもエビも見当たらず、普段は濁った淀みですら水が回り清涼故にか小魚やハゼ類が集っていた。最後かとカメラ…

命名。

とある計画において、『プラン』に名を付けた。これは初めての事だ。一つの案だけが成長するように計画の進む事もあるけれど、多くの場合はアチコチへ派生する。その際に大抵は、A案、B案、C案であったり、01案、02案、03案という具合に番号を振る。とこ…

計画

とある『計画』は手間ばかり。提示する前のエスキースでの取り組みは、「歩行距離」が立ちはだかる。それが届きそうな距離に見えた・・・ので、必死に粘り探し当てた。この案は2棟の交差部に階段を設ける事で階段を一つ軽減出来るプラン。 これは『設計の妙…

【 オンネトー 】 その⑤

10月末に道東を巡り、あまりに多く写真を撮ってしまい整理に随分と時間を要してしまった。小春日和の故郷を期待していたのに雨、降らずとも曇り。所要は多くそれほど撮ったつもりはなかったのに。今回のオンネトーは雨。日没時には雨は上がってくれたものの…

【 オンネトー 】 その④

はて、どう失敗するとこう写るのだろうか?周辺が回転して流れるのに中央にはピントが合っている。カメラ自身がコチラの至らなさを必死でサポートすべく様々なアプリが動いているはずで、暗がりでピントを合わせるにも基準を探せずに混乱している事だけはわ…

【 オンネトー 】 その③

一頻りオンネトー湖畔の散策を楽しんだ後に野中温泉を訪ね、私は露天で小一時間を過ごした。翌日にも体から硫黄の匂いがする程の温泉、私好みに硫黄臭は欠かせない。最近はその後に再び湖畔へ向かい雌阿寒雄阿寒の山を眺められるポイントにカメラを構え陣取…

【 オンネトー 】 その②

奥のキャンプサイトには管理棟がある。建築を越える俗世間から切り離され深い森と出会う。通路状の道が遠くまで傾斜し続く。その中央にはカツラの木がある。既に随分と高木なのだけれど、未だ大木ではなく若い。私の数世代後には立派な木になるのだろうなと…

【 オンネトー 】 その①

訪ねなければならない場所が故郷にある。どの季節であっても年に一度、訪ねられればその後に生きて行ける。間を置くと、自分の中の何かが壊れ始めてしまう。その一つはチミケップ湖、夜ばかり訪ねるので全景を眺めるのは久しい上に、近年は星の瞬かない壮大…

故郷の田舎を歩く。

特に紹介したいわけではないけれど、久しぶりの帰省は早朝にラグビーワールドカップを観戦し、6時頃に故郷の町散歩に出かけて、朝陽に出会う。お日様の下に聳えるのは屈斜路湖の外輪山になるのだと思う。最後の大噴火は4万年前との事で未だ、人は住んでは居…

【 佛願寺 】

本堂は古く、建築された場所は今とは違うらしく、曳家をして今の位置に落ち着いて久しい。この本堂を曳家するとは?信じられない事なのだけれど、携わった大工の棟梁に直接お聞きしているので間違いない。この本堂は通りの正面に聳えていて、いつも印象的だ…

道東にて。

故郷の道東に暫くぶりに帰省したのは先月の10月末の事、片道300kmの距離を実感しつつ、道中の殆どが雨であったとしても出会う景色は心象を写すよう。心残りは満天の星空に出会えていない事だろうか。設計した建築は少なくなく、今はどうしているかを確かめ…

得体の知れない計画はあまりに大きい。

都心の開発なら容易に越える規模にはなるだろうけれど、主戦場を『住宅』とする私は基本的に私自身が隅々にまで注意を届かせられる規模の設計をしている。過去に経験した最大規模で言えば、デザインしたマンションなら「基準階」があり、そうではないものの…

一月後の仲秋。

この構図は嘗て観た記憶がある。満月ではなく薄い三日月なのだけれど、月下の山岳での焚火はロマン派の画家フリードリッヒだったはずなのだけれど、ターナーかもしれない。残念ながら確証を探し切れずの写真の舞台は札幌中央区、とあるアトリエの屋上での事…

【 日常 】・・・【夜行列車:1959・ポーランド・イェジー・カヴァレロヴィチ】

ここは私の日記のようであり、建築には直接関係のないことばかり綴っている。書き出すのは大抵は夜の事、一杯初めて落ち着いてからの方が多く、正直、酔っているし、気取っているし、グダグダではあるが。【 日常 】先週は久しぶりの帰省に合わせ道東で設計…