2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【 2020.04.30 】空を一日眺め過ごす。

夜更かし好きの私には厳しい季節になった。夜が短すぎる。明るくなってから寝るのはどうにも罪悪感がある。 その朝陽、今は丁度ビルの隙間から登るので、一年の中でも特に好きな季節でもある。昼間の空は気持ちが良い。強い陽射しに強い影を帯びる低い雲が街…

【 2020.04.27 】

オーナー様幾人かにお聞きしたところ、皆さま外出を控えつつ過ごされている様子だ。所要で近所に伺った事もあり庭先にお邪魔させて頂いた住宅では庭いじりされていた。庭先で遊ぶ子供の写真を送って下さったオーナー様もある。ふと見上げた窓、西日が差し込…

【 2020.04.24 】

私の設計は気持ちで行っているのだと実感する。ただ、その仕事の8割は技術で行ってもいる。法規や構造、電気、機械設備の真に技術的な設計、効率性や合理性、コストを踏まえると、それだけで100%の設計業務を行えるけれど、「楽しさ」が欠ける。「楽しさ」…

春を確かめに。

今のご時世、どこまでして良いのかは悩ましい。指示や要請に従えば十分かと言えば、日常を送るのに外出はする。どこまで責任ある行動が出来るだろうか、試されているのだと思う。遠出するのは、やはり謀れる。これは先週末の事、夜明け前に出発し、午前中に…

【 2020.04.17 】

【 2020.04.17 】報道番組等でキャスターが随分離れて座るシーンが日常になってきた。バラエティー番組で近くに座る光景を見ると「怖さ」を感じてしまうくらいに日常に落ち着きつつある。人との距離、これが私を悩ませている。人と人の接する場所を設計して…

【 2020.04.14 】

アトリエの南には札幌南高校があり、北には静修学園高校がある。授業時の騒々しさ、グランドから響く部活動の音、吹奏楽部の音色、帰宅時の賑わい、そんな元気がガヤガヤと「音」でアトリエに届くのが日常、昨日は久しぶりにその「音」を耳に出来たのに、今…

構造との打合せ、その④

構造打合せは④だ。③まで書いてきた事の他にも多々協議をした。滞在時間も長かったのだけれど、最後まで諦めずに徹底をする。現しになるある部材、想像以上に小径の断面が記されていた。それはダブルに重ねてのもので実に面白い解答だった。それを実寸で描い…

構造との打合せ、その③

構造打合せの③回目は柱について。大きな空間を大きな断面の梁で構築する場合は明らかに大きな断面の柱も必要になる。柱の径がまちまちになると現実には施工が困難になる。コストを上げないためにも一般的に使われる105mm×105mmの柱を用いたい。つまり、躯体…

構造との打合せ、その②

先ず先に、木造とは?木で構築される建築だ。構造物は力の流れを円滑に伝達し持続可能にしたものが建築だ。自重や積載荷重(人が居たり家具があったりと言う重さ)、地震の力や風の力、北海道なら雪の重さなどが建築には発生する。これに耐え得る構造を計算…

構造との打合せ、その①

本当は頭のすっきりしている時に書くべきなのだけれど、そういう時は仕事をしているので余裕がない。書こうかな?と思うのは夜更になってしまう。なので、何を書いているのか自信がないのだけれど、書いておこう。 進めている計画は無事に先へ進むことが判断…

木造建築

大学時代の同級生が数名、札幌で建築設計に携わっている。設計を志望して入る人も多い建築学科、けれど早々に設計に進む人間は絞られるので付き合いは長い。切磋琢磨した時間を共有して居る事もあり、再会が突然であったり久しぶりであっても互いに知ってい…

タイル

建築において『タイル』は重要な仕上材だ。ただ、高価な仕上材でもある。設計では想定するコスト帯で常に最善を選ぶ。選定はとても慎重に行う。カタログは今はネットでも眺められるものの、質感は実物で確認する以外に確認する手段がない。写真などなんて信…