2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
展示の中には森林公園で採取した木々の葉の『押し葉』展示もあった。これはこれでやはり面白い。少し前の朝ドラの植物学者はこういうのを集め分類をされたのだろうか?どこを切り取り、どう標本にするのかは実はセンスによるらしい。人によってはもっと地味…
孫田敏さんによる細密スキャンによる展示も面白かった。実に、綺麗。得た実物スキャンデータはマクロ撮影の写真とも違うリアリティーがあり、葉、花、種、若葉等を一堂に並べ一種を紹介するプレゼンテーションは見事な作品に仕上がっていた。撮影OKの展示…
植物への興味はあるものの、まるで知識はない。野山へ行けば植物の写真も良く撮る。それが昨年だろうか、モミジの葉を解析し幾何学的理解に挑んでしまい、カツラの枝葉モデルを創作したりと一歩踏み込んだ気がしている。それは確かに植物への興味なのだけれ…
井上道義さん指揮による札響定演は実際に体験すると、楽しんだのは事実なのだけれど、それが果たしてどのような価値があるのかを計り切れず、数日たっても謎のままであった。おそらくは、その意味を正しく説明が出来、聴衆が対価として認められる空間を提供…
先日の太田弦さん指揮による江別での札響に続き、この週末は井上道義さん指揮による定演をキタラで聴く。まぁー何と贅沢な!特別だと自分に言い聞かせよう。間違うと通い出しかねないぞ。そもそもは、ピアニストの先輩と一緒した同窓の先輩のJAZZバーにて、A…
初めて「繰り返しの空間」を住宅で実践したのが【Bookshelf】になる。何故?そう解こうかと考えたのは、クライアントの理解力と実践力を信頼出来たからだと思う。2世帯住宅で要望は多様ながらも、これを各室に置く本棚の本数で「要望」を整理してみせてくれ…
音更のお寺の空間は構造の規則から出来上がっている。悩み抜いたフレームを幾つも重ねた長大な空間は『繰り返しの空間』と言える。繰り返しは一般に「単調」に陥り易いのだけれど、生み出される均質なリズムは貴重で、僅かな変化にも呼応し、一変する事も出…
実は今週末も再び札響を聴きに行く。今回は定演でキタラだ。再び『ボレロ』を聴く。今年で引退されるという指揮者、井上道義さんの札響最後のステージらしい。何やら演出もあると聞く。果たして。オーケストラを聴きに行こうと思い立ったのは実はしばらく前…
STAR WARSのテーマ曲の作曲で有名なジョン・ウィリアムズさんは若かりし頃に相当な苦労をしたに違いない。その想像を書いてみたい。有望らしい若手映画監督の一人、ジョージがある日訪ねて来る。ジョージ:今映画を撮っているんだ!君に音楽をお願いしたい!…
江別には「NPO法人えべつ楽友協会」なるものがあり、このような機会を催しているのだそうだ。偶然にこの札響のコンサートを見つけ、現在の私のヘビーローテーションである『ベートーベンの交響曲第7番』が聞ける上に、後半はポップス(映画音楽含む)ではあ…
■Ravel:Bolero/ラヴェル:ボレロ①指揮:エルネスト・アンセルメ 楽団:スイス・ロマンド管弦楽団 録音:1963年 長さ:14分25秒 感想:早すぎる、気がする。②指揮:ピエール・モントゥー 楽団:ロンドン交響楽団 録音:1964年 長さ:15分27秒 感想:まだ早…
■LUDWIG VAN BEETHOVEN:#7/ベートーベン:交響曲第7番①指揮:パウル・ファン・ケンペン 楽団:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 録音:1953年 場所:ベルリン、イエス=キリスト教会 ②指揮:フェレンツ・フリッチャイ 楽団:ベルリン・フィルハーモニー…
■屈斜路湖 形勢期:40~4 万年前 噴出量:32 DRE km3 (40万年前) 噴出量:84 DRE km3 (12万年前) 噴出量:60 DRE km3 (4万年前) 最深部:117.0 m 面積 :79.54 km2 ■阿寒湖 形勢期:17.5~15.8 万年前 噴出量:56.8 DRE km3 (17.5万年前) 噴出量:7.8 DRE k…
・・・唯の朝陽かもしれない、朝3時半頃。寝落ちしてしまい、起きただけの事だった。 でも、毎日の当然の出来事こそ驚かされる。
今回の旅で楽しみにしていた一つが春のアヨロ海岸。 写真中央は遠くに室蘭の地球岬等が見えている。右手の丘の向こうにアフンルパルがある。クッタラ湖の噴火の裾野なのか、溶岩?が一気に固まった一体の岩山を小さな小川が削り作った入江。噴石がまるで無い…
訪ねたのは白老の『アフンルパル』。”あの世の入口”を意味するらしい。存在は知っていたものの、今回初めて訪ねてみた。唯の穴があるだけだと想像していたのだけれど、本当に穴があった。ある日、昆布を獲りに行くとそこに無き妻が居た。彼女がこの穴に入っ…
『知里幸恵』さんは名を聞いた事がある程度でまるで知らない。彼女の生家にある記念館をこの機会に訪ねた。まるで知らない事は訪ねるのに失礼ではないか?とは思いつつ、そこは思い切って行く。建築は質素、素朴で来訪者の気持ちを邪魔をしない小気味よい空…
博物館にはガイド?案内?係の人?に大勢の若者がいた。彼等は元気が良く、彼等は堪えず声掛けをしていてアイヌ語で挨拶を下さる。何より良いのは、質問に的確に応えられる知識、スキルのある事だ。これは素晴らしいと思う。開拓記念館に通っていた頃はやは…
この日の最後に訪ねた国立アイヌ民族博物館から書き出す。エントランスはポロト湖側からの全景。 エントランスホールのエスカレーター。 2階メインホールからポロト湖全景を眺める。 2階メインホール。 展示室全景。 博物館全景。 国立民族共生公園の伝統…
『縄文探検』を企画し友人等と巡り始めてから早15年になる。縄文とは象徴で「場所」を知る手掛かりとしている。北海道には縄文時代の遺跡は数多く、今も訪ねる事の出来る場所は少なくない。行くと驚かされるのは、どれもが素晴らしく気持ちの良い場所であ…
建築を探訪する番組で案内されていたのは古い建築だった。旧千代田生命本社ビルで今は目黒区役所となっている。私はこの建築がとても好きで2度訪ねた事がある。写真は10年程前のもの、今は区役所なので平日であれば訪ねる事が出来る。初めて訪ねたのは学生時…
『葉』は光合成の工場としてエネルギーを生成する。光合成とは光エネルギーを化学エネルギーに変換し有機物質を作り出す反応で二酸化炭素から炭水化物を生成する・・・wiki調べです。「地上に太陽を!」は核融合、恐らくは近い将来の最も有望なエネルギー源…
■葉① カツラカツラは丸い形状が特徴だ。受照面を効率的に広くするなら円形は理想に違いないのだけれど、形状を支える構造はやや悩ましい。葉脈は中央に1本、左右に3対の計7本の構成が基本の様だ。背骨となる太い葉脈はなく細い葉脈のみで構成させる都合もあ…
思いつきも試してみたくなりパースまでを作製する。外観の2つのヴォリュームの組み合わせ、屋根形状、影の具合、建築は綺麗に出来そう。ハイサイドライトを使う室内で反射光を利用したスペースの明るさを見せる試作は、パースでは難しい。 人を置いてみる。…