2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Passion

ローザンヌ国際バレーコンクール、というのがある。スイスはローザンヌで行われる、若いバレーダンサーを対象に優秀者にはキャリアのチャンスが作られるコンクール。日本人の優秀者も今は多いのだろうか・・・もう随分昔の事だけれど、何となくテレビで目に…

目が語るな。

少し前は鳥を、私でも観察が出来た。今は春ゼミがヴォリュームを間違えたかのように騒々しく、周囲は新緑の緑で覆われてしまい、最早視界の利かない水源地の森の中、出会える最大生物種はこれだ!脳で思考し判断する生物は目が語る。木道はひなたぼっこに適…

ヘリコプタータイプ

オオカワトンボ、その顔はトンボの中でも特に悪い顔つきをしている。綺麗なオレンジの羽は良く観ると、山折谷折の起伏が細やかに在る。平面ではなく折り曲げ加工によって強度を保っているのだろう。更にはその起伏は羽先下方へ広がるよううねっている。ひょ…

オレンジ

『オオカワトンボ』と言うらしい。写真では少し白けて見えるけれど昆虫の命名ではしばしば「瑠璃星色」とされる綺麗な水色の体をしている上に、胸元には金色が配される。体表面は細かな起伏のある光沢面が産毛で覆われ、光線の加減によって青にも緑にも見え…

今も通じるデザイン。

シーラカンスよりは新しくとも1億5千年前のデザインのまま今に至る「生きた化石」をいつもの水源地の森ではそこらで見る事が出来る。その名を『ムカシトンボ』と呼ぶ、らしい。柄はオニヤンマで体はそこまで大きくはないものの立派なサイズ、最新のトンボ…

思い出し、笑う。

打合せの際、クライアントは近所の有名店て御用意されたロールケーキを切って下さった。打合せに集中してはいたのだけれど、上手く切れずに困惑されるクライアントの表情とその様が視界に入り・・・私は必死に堪えた。いや、寧ろ見ないフリを決め込んだので…

6月

夜になると、刺されるのではないかと不安になる季節になってしまった。踊りのお祭りの次は札幌祭、植木市?のあった中島公園の広場では何やら小屋が立ち並び、街路には提灯を灯す準備が進められている。まだ春のつもりでいる、まだそういたいという思いはあ…

【Bookshelf】メンテナンス

提案の当初、外壁は木であった。これはその際の模型の写真。建築は手の届く範囲として下半分に木板を張っている。GWに訪ねた際に塗装の痛みを相談していたのだけれど、昨日「塗装しました」メールが届いた。とても綺麗になった写真と共に。それがとても新鮮…

ラフにスケッチを

ふと思いつきプランに取り組み、CADで簡単なモデリングをし、それを下書きとしてラフにスケッチをしてみた。外を表現したくPCで空と緑を加えた。立体的に検討が出来れば、あれこれと想像が膨らむ。音の漏れない個室が重宝される気持ちは私もわかる。けれど、…

【光明寺】国道から近寄る。

軒先に沿って視線を移動すると境内に引き込まれてゆく。この軒先は奥へ行く程に境内に迫り低くなり、最後は飛べば軒先に触る事の出来る高さ2.4m。境内の奥には車庫があり、これが境内の領域を守る壁の役割を担っている。ガレージなのでその先は見通す事が出…

【光明寺】交差点から眺め、近寄る。

交差点から眺めると、ちらりと見える三角屋根の白い建物。角の建物を挟んで右手にも伸びている。決して恵まれた敷地条件ではないけれど、低く長く伸びる建築の存在は感じられるはず。この交差点、国道に直行する道が十数度、敷地側へ傾いているので、この角…

【光明寺】国道からの眺め。

車の通りの無いのを見計らっての一枚、国道から境内を正面に眺める。境内は基本的に駐車場なのだけれど、まとまった空間がある。空間は壁や床、天井で囲まれた内側の「空」の間。外部においては、大地や建物に囲まれた「空」の間になるだろうか。設計では特…

『一体、何だろう?』の実践例を案内。

お寺で考えた街並みと建築との関係、これは住宅等でも様々に実践をしている。その都度に悩んで今に至るのだけれど、幾つかを案内する。【DOMA/道南の家】道南の田園風景の中に建つ住宅。周辺の農家の家は極めて大きいのだけれど、この住宅は道路から眺める…

【光明寺】『一体、何だろう?』

外構工事はほぼ終了。これはその前、まだ工事ゲートもあるのだけれど写真を撮った。手前は帯広へと続く国道、交通量は多くシャッターチャンスはなかなかない。でも、案外と気に入った写真が撮れた。人が在ると建物の大きさが良く分かる。私の設計したお寺は…