2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

【PW Residence】美装後

ニセコで設計した住宅は完了検査をし美装を終える。まだ工事は残っていて、家具もあるので竣工ではないのだけれど、先日訪ねたので写真を掲載。暑いくらいの陽射し、天候が良いと緑も鮮やかで建築が映える。80坪の住宅、全長29mの南側全景。外構工事は来春…

近所の木星。

「昴」と呼ばれるプレアデス散開星団は銀河系内にある。肉眼で夜空に見える光点たる星のほぼ全ては銀河系内にある恒星だ。恒星とは太陽のように核融合して燃える星のこと。モヤとしてみえるのにアンドロメダ大星雲がある。これは極めて遠い天体だけれど、銀…

真に深淵の隈

ひょっとして水平線の奥まで星が見えるのでは!と期待したものの、最も遠くの『奥』は闇の中で定かではなかった。間違いなく深淵の闇を見る事が出来た。雲は薄く低く、切れ間からは星が覗いていた。波は遠くの街の灯を浴びて輝く。ここは人生で最も多く訪ね…

夕陽。

どうにもまとまった休みがとれず、しかし閉じ籠っていると気が萎える。思い切って夕焼けを目指してドライブした。天気予報とにらめっこしてタイミングを見計らったものの、夕焼けには出会えたけれど水平線に消える太陽は見られずだった。空模様だけは全く人…

カテドラル その⑥ 【 サグラダ・ファミリア 】

『サグラダ・ファミリア (La Sagrada Família)』 基本的に訪ねた際は写真を撮る。この旅では数千枚を撮った。あまりに撮るのでフィルムに困り、もっとも安価なイルフォードの白黒フィルムを現地調達し使う。ただ、自分の手を動かさなければと毎日スケッチ…

カテドラル その⑤ 【 ケルン大聖堂 】

『 ケルン大聖堂 (Kölner Dom)』 ゴシック様式の教会が如何に巨大で荘厳か、まざまざと実感させられたのがケルンの大聖堂だった。イタリアなら大理石、ドイツでは黒い石が採れる。その黒い石で積み上げられた山は人工物とは思えない巨大さで自然の景観化と…

カテドラル その④ 【 ノートルダム大聖堂 】

『ノートルダム大聖堂 (Cathédrale Notre-Dame de Paris)』 数年前に火災に見舞われ、燃える屋根が崩れる映像は衝撃的だった。フランスはパリの象徴だろう建築が喪失されるのか?その現実が伝わる。実際には石は焼けずに残り、今は修復作業の真っ只中だと…

カテドラル その③ 【 キングス・カレッジ・チャペル 】

『キングス・カレッジ・チャペル (King's College Chapel)』 この教会の存在を知った事が、欧州の旅で教会も巡ろうと思う切欠だった。計画系の、通常は環境、特に「音」について講義下さった先生は民間で設計をされていた経験があり、彼の部屋にはそれまで…

カテドラル その② 「カテドラル」デビット・マコーレイ作 岩浪出版

絵本を紹介する。「カテドラル」デビット・マコーレイ作 岩浪出版建築書籍として、かなり当初から私の本棚に鎮座する一冊だ。絵本?いや、専門書に違いない。誰にでもわかる絵解き解説は学生だった私に強く響いた。もっとも驚いたのが工期だった。常識的な今…

カテドラル その① 【 ウェストミンスター大聖堂 】

『ウェストミンスター大聖堂 (Westminster Cathedral)』女王様の葬儀が行われたウエストミンスターの教会、割と新しく質素な教会で行われるのかと思えば、それは『ウェストミンスター寺院』の方であった。なんとも紛らわしい。 こちらはビザンチン様式とさ…

月見珈琲会

一度してみたかった豊平川での珈琲会、月見をしようと企む。残念ながら雲は厚く、夕焼けも月も見えずではあった。秋の夕暮れ、川の中に4人で珈琲を頂く。参加者は皆が自転車。暗闇から現れ、暗闇へ去る珈琲会であった。車移動前提の私の珈琲セットをカバンに…

秋分

西側採光は興味深い。日没まで熱を伝える方位なので基本は塞ぐのが良い。ただし、朝陽とは違って起きている時間に不思議な光が届く。どう使うかを考えるのは実に楽しく、許される唯一の方位が西方だ。不思議?遮るものがなければ水平の光が室内に入り込む。…

【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】その⑨ ギャラリー展

訳もわからずにつれて行かれたギャラリーで模型を置くと告げられ、その夜に即興で展示イメージを創り上げた。場所が決まり、目的が定まれば『設計』を始めるのは既に習性だ。描いた思ったのは、伝統的なお寺の本堂の内陣。阿弥陀様の如く、模型を中央に配置…

【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】その⑧・・・専門家による現地調査参加

解体の危機に直面する百年記念塔は、50年先のメンテナンス費用に比べ解体費の方が安価なので解体すべきと政治判断が下されている。・・・50年先までのメンテナンス費用?本当にそれに照らしてしまえば、道庁も時計台もテレビ塔も当然ながら免れないけれど、…

生命

地球は46億年前に、生命は40億年前に誕生する。当時の地球に緑はなく、水があるだけの荒涼とした世界?生命はその後32億年以上は単細胞生物のみ、今から8億年程前に多細胞生物が生まれ一気に多様化する。単細胞生物であった頃の大きな変化は真核生物、つまり…

【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】その⑦・・・記念塔のモデリング その⑫ 模型

これは3Dプリンターによる模型、製作は高校の同級生の相原賢一くんによる。高校の同級生と今一緒に何かが出来るとは思わなかった。とても嬉しい。しばらく前の小同窓会で互いに何をしているのか知らせた事があり、彼の趣味ではあるけれどその技術に信用をお…

【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】その⑥・・・記念塔のモデリング その⑪ パース

春に製作した百年記念塔のパース、記事は尻切れトンボで完成パースを載せていなかったので改めて。極めて多彩な見え方のする塔は、遥か遠くからはランドマークとして一本の塔に見える。近寄ると様々な表情が見える。造形的にはシンプルに違いないのに見え方…

北海道マラソン その② 釣り人現る。

幌平橋地下鉄駅前で竿を出し始める少年が居た。ここの少し南側で豊平川から引かれた川、創成川が始まる。創成川は幌平橋駅の脇を抜けて中島公園へと続く。開拓時代にはこの水路が木材を運んだらしい。中島公園の池があまり綺麗には見えないのは人工故に無理…