【PW Residence】

W杯観戦記?

初めて観戦したのはイタリアのW杯、学生時代だった。製図室に住んでいた私は寝る為に部屋に戻りテレビを付けると、サンシーロスタジアムは発煙筒で白く煙り、地響きのような『歓声』が響き私の部屋を満たしてしまう。サッカーとはこのことか!と始めて知り、…

【PW Residence】美装後

ニセコで設計した住宅は完了検査をし美装を終える。まだ工事は残っていて、家具もあるので竣工ではないのだけれど、先日訪ねたので写真を掲載。暑いくらいの陽射し、天候が良いと緑も鮮やかで建築が映える。80坪の住宅、全長29mの南側全景。外構工事は来春…

ニセコの現場。

ニセコで設計した住宅は今、建設中。先週には足場が取れた。全長29m超と、とても長い平屋の住宅だ。建築のために樹木は相当に切られてしまった。何れ再び森の中にと思う。手入れしなければ直ぐに藪に覆われるだろうけれど。

インテリアの検討

つらつらーと出来たパースを貼ろう。モデルは未完、窓も壁も不足、モデル再限度は50%に満たない。ではあるけれど雰囲気は理解出来るので、この段階で状況を確認し、方向性を正して置けば、より正解に近づけるハズだ。①現状を素っ気なく眺める。 現わしの「…

インテリアの検討。

3Dモデルの造り込みは未だわずかで開口部も壁も一部のみではあるけれど、現状のヴォリュームでインテリアを確認する。この住宅は非常に大きい。予算の都合もあり何かと難しい。大きな空間は住まうには落ち着きがなく空虚になりがち。家具を置けばそこに場所…

完成予想図を。

【PW Residence】はようやく、確認申請をする。長かった・・・・申請地には景観地区が指定されていて認定申請をする必要がある。過去の事例経験から申請書類は図面を含め揃っていたはずなのだけれど、どうやら今年から?完成予想図が要求される。昨年制作し…

くしゃみ !!

平面詳細図、部分のみを載せる。ここに至るまでの過程、その労力、未だ完成に至らず。完成は現実には現場で監理の際に、となるだろう。その時に思慮できる猶予を実施設計では残すべく取り組む。ギリギリに切り詰めた上で現場で何とか出来るコストを確保しつ…

本年の業務を終える。

紆余曲折の上、望まぬ状況にも関わらず、何とか年内にと取り組む。放っておけば幾らでも時間は費やせるものの、それでは終えられない。金曜くらいから必死に・・・今日は月曜の朝らしい。

【PW Residence】

【PW Residence】 project 2020 ~ニセコ/Niseko 住宅/One family house現在計画中の住宅、その計画段階での提案プラン。綺麗なパースが出来たの案内する。敷地は恵まれた自然の中、眺望の期待の出来る傾斜地。どの様にアプローチし、繰り広げ、住まうか。…

現在進行中の計画案で。

実直なプランで先ず提案をし方針を模索する。その最中、週末を使ってヴォリューム・モデルに細部を与えてスケール感まで検証をした。全長は30mを超える建築、どこまで切り詰め人と寄り添える建築を創れるのかまで、検討が進む。今は計画初段階から3Dモデル…

ヴォリューム検討。その2

傾斜を利用して2階建てのヴォリュームを隠そうと試みた前案、大してこれは広い敷地を使い平屋での展開を試みている。 こちらの方が建物は低く、敷地との馴染みは良い。建築面積が大きくなる平屋はコストのハンディを背負う。けれと、傾斜地に平面で広がる様…

ヴォリューム検討。

難しい敷地はもちろん、慎重にヴォリュームを検討する。安易な敷地があるかといえば無いのだけれど、傾斜地は難しい。模型にしてから愕然とするのではなく、今は3Dで検討をするのが常だ。この段階で救えないプランは後にどうする事も出来なくなってしまう。…

【計画】を始める。

敷地全体が南東へ傾斜している。東西に長い敷地を活かし東へ伸びると傾斜は後退し、建物の高さが増す。レベル設定は難しくスキップフロアを用い敷地に馴染ませつつ、景観が出来るかどうかをモデルで検討する。ある程度プランし規模の目途を立てモデルを作り…

敷地を訪ねる。

4月に来た時には向こうが透けて見え、景色を確認出来た。ふと時間が出来たのでヨシ!と来てみたものの・・・一体何が!!きっかり3ヶ月でここまで成長出来るのかと驚く。フキは大きなものは背丈に近く、イタドリに至っては3mくらいだろうか。定点で毎日観…

【計画⑧】建築過程をアニメにしてみた。

【計画⑦】で示した図案をGIFアニメにしてみた。あくまで印象、イメージの物語になるのだけれど、突然に建築が出来上がるのではなく、壁を立てる等の切欠を利用し、ここに居たいなとか、寛ごうかな?と思える空間を原っぱに創出を試みる。敷地に立って感じた…

【計画⑦】過程

エスキース、「計画」における設計作業を数回に渡り載せてきた。今後具体的に設計を進める際は、この作業を繰り返し、方針を探り定め、線や寸法を正し、徐々にカタチを得て行く事になる。今回案内したのは前段階、敷地の印象を確認する作業。空間を得るため…

【計画⑥】エスキースからの暫定プレゼンテーション

時間があれば、本当はもっと洗練を試みる。今は未だ具体案ではなく可能性を示す事が優先、暫定のプレゼンテーションまでを提示した。私のエスキース、つまり検討と言うかそれは、想を手を動かしカタチを求める作業と同時に、CAD上で寸法を検証しつつ進める。…

【計画⑤】エスキース

本来、計画は急いで決めるものではなく、むしろ答えを焦らずに様々を試みる。固執すると離れられなくなってしまう。イメージが膨らんだ際にあっても、何に注視していたのかを確かめるのが先、完成度の高さは求めず、洗練は可能性を見いだせれば十分だと思う…

【計画④】エスキース

眺めていてふと思い立ち、手を動かす。敷地図を印刷し、14枚目がコレだ。この計画が進むなら、一案に出来るかもしれない。出来ないかもしれないけれど、アイディアの一つ。建築設計は、先ず敷地をどう使うか?を考える。作りたい建築をデザインするのではな…

【計画③】 敷地3Dモデル。

製作していた敷地のコンタ(高低差)図面、得る事の出来た情報は1m等高線だった。建築を考えるには大雑把過ぎる事もあり、更に将来は模型も作る事を想定し、200mm間隔を想定し補う。非常に地道な作業で高低差15mほどをどうにか作成した。敷地に高低差があ…

【計画②】 Site Survey

『敷地調査』は設計最初のとても大切な仕事だ。設計者が向き合うのは3つ、クライアント、建築、敷地。敷地は絶対の制約の一つ、その可能性をフルに活用し、建築を考える事が重要になる。建築が敷地の性質と異なったり、過剰であったり、または過小なら、景…

【計画①】 傾斜地で等高線を創作する。

敷地に傾斜のある場合、悩ましい。人の脳は水平垂直で周囲を観測する傾向が強い。思い込みにも近いのだけれど、微妙な角度や傾斜に囚われずに立体的に周囲を把握するには適切だ。ただ、その補正が強くなり過ぎる傾向もある。それ故に「空間の妙」が発生する…