【計画⑤】エスキース

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本来、計画は急いで決めるものではなく、
むしろ答えを焦らずに様々を試みる。
固執すると離れられなくなってしまう。
イメージが膨らんだ際にあっても、
何に注視していたのかを確かめるのが先、
完成度の高さは求めず、洗練は可能性を
見いだせれば十分だと思う。

としても、一つを得るのは大変な困難。
結局は十数のスケッチを重ねていた。
【計画④】で掲載した一枚を得る過程、
その際の大量のスケッチを載せる。

経済性や合理性が優先する設計の際は、
その方向からのアプローチをする。
そうでは無い場合、敷地をどう使うかの術を
様々に試す事になるのだけれど、
実地で見たイメージを思い浮かべながら、
一つの方向性の中でも様々を試している。
使い方のヒントが得られれば、それが一案。
よりよく敷地を使う事は実に難しい。
あまり自由にし過ぎても構造やコストの
問題で跳ね返ってくるし、それを意識し
過ぎれば合理的で退屈かもしれない。
自由なようで制約は実際は多いものの、
今は出来るだけしらがらみなく取り組む。



※この記事一覧は下記。
【計画①】 傾斜地で等高線を創作する。
【計画②】 Site Survey
【計画③】 敷地3Dモデル。
【計画④】エスキース