2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

好きな窓の光。

道外でも建築に携わった住宅建築が東北は名取にある。先日届いた一枚を。階段前に設けた東向きの、縦長の大きな連窓は光りがとても綺麗で好きだ。天空光を良く室内に導き、まるでスタジオ撮影時の気の効いた補助光の如く、室内光環境を整えてくれる。健やか…

頂いた写真。

カメラ構えてウロウロしたのは一大法要の翌日、案外にお寺の方々は日常なのか、大役を果たし落ち着かれたからか、ほら!と写真を見せて頂いた。これが坊守の撮った一枚。無理を言って頂いた。法要前夜、全ての準備を終えた後に外に出て眺めたらしい。とても印象…

期待していたシーン。

3週間も前の事になる。携わったお寺の落成法要が営まれた。その翌日、内陣は花も飾られ綺麗だろうと夜まで残り写真を撮った。まだ、RAW現像に手を付けられず。漸く緊張から解放されたか的確に集中が出来ずに妙に慎重だったり、空が暗くなる前の貴重な時間を…

加古里子(かこさとし)の絵本。

日曜美術館で加古里子さんが特集されていた。亡くなる前のインタビューは素晴らしく、実にカッコ良い方なのだと知った・・・絵本は正直、苦手かもしれない。因果関係を大切にしてしまう今の自分には、絵本の多くは自由過ぎて困る。!?、何?、何で?と疑問…

テオ・ヤンセン展

テオ・ヤンセンを知ったのは15年程前の事だったと思う。受けた衝撃の大きさは計り知れない。面白い事に一生懸命に取り組み世界を創る人が居る事実は他に代え難い価値があると思い知る。書き出すときりが無いほどになると思う。似た衝撃は、過去に見たSTAR WA…

芸術の森

興味を覚えたものを真っ直ぐに見る単純な性質なので日の丸構図が常だ、素直な自分は否定出来ない。何だろうな?と帰り際に刈り込まれた緑の上を歩き、陽に向かって眺めていると家族連れも多い芸術の森、子供が一人こちらに気付く。目が会うと怖かったのか照…

硝子。

『カインの末裔』を読んだ時はこの北海道の事でもあり、衝撃的だった。実直に生きる人の逞しさ、強さ、その迫力は印象深い。有島武朗の小説。その有島の自邸は今、札幌の芸術の森に移築され見ることが出来る。 硝子が綺麗だった。溶解した金属の上に溶解した…

東山魁夷『唐招提寺御影堂障壁画展』を訪ねる。

あまり天候の優れぬ連休の最中、自転車にのって近代美術館を訪ねた。東山魁夷は・・・良くは知らない。出会えば「なるほど」と思うものの、改めて眺めるとそれは確かに凄かった。素晴らしいではなく、凄いと感じさせられた。襖絵で良いのだろうか?展示は圧…

建築写真

建築写真は技術が要る。基本はカメラがあれば誰でも撮れるのだけれど、技術が要る。フィルムカメラでの撮影ではスライドフィルムが使われる。ネガではなくそのままを撮るスライドは特に難しく、それこそピンポイントで合わせる必要がある故に特別な一枚が撮…