2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

記念塔のモデリング その⑩ ゴジラの背板の効果

実はモデリングを始める際に興味を覚えた部分がある。それが「ゴジラの背板」と私は呼んでいた、曲面に備えられた△の突起だ。曲面に沿う三次曲面の突起・・・図面に従い3次曲面で更に切り欠きもとなれば作業は膨大でデータも膨大、最大の悩みになっていたの…

記念塔のモデリング その⑨ 好きな場所。

ここがとても楽しい。実際には塔脚部は水盤に阻まれて登る事は出来ないのだけれど、もしも登れるのなら、この地面に平たく広がる裾野から、何処まで登れるか?を試すに違いない。少なくとも完成時、近所の子供達は夏場なら水遊びのついでにヒョイと登り、駆…

記念塔のモデリング その⑧ 3Dモデルを眺める。 

3Dのモデルを眺めて見る。架空の空間に建つ建築、ここでは私のPC内に疑似的に存在をしている。実存しないものの、実際に建っている不思議。塔頂部。コールテン鋼の縦割を細い目地で再現した事もあり、線の集積具合は非常に密だ。何より、曲面の大目地が不気…

記念塔のモデリング その⑦ いざ、モデリング。 

準備は丁寧に行う。3D、つまり立体は平面では見えない裏や表の様々があるので、出来るだけ備え理解しておくのが良い。製作途中で不明が生じ場合、時に計画し直す事も在り得る。特に曲面や斜め線がある場合はより立体的な把握が必要だ。そして、モデリングは…

記念塔のモデリング その⑥ が、しかし。

トレースすることで、ヴォリューム感はつかめた。ではあるけれど、しかし、何とも気に入らないのはやはり、図面が怪しい事に尽きる。本当に良いのか確認のために・・・図面を改めて見直す。キーとなった図面がこれだ。これは塔のデザインのルール解説書にな…

記念塔のモデリング その⑤ トレースを始める。

CADに画像データを取り込む。モデリングの、随分とアナログで不確かな第一歩になる。 画像図面の「線」とは、唯の点の集合に過ぎない。コピーの限界は明らかだ。平均値を求めるように、ここにCADでベクターな方向性ある線を引く。この作業は感覚的に正解に見…

記念塔のモデリング その④ 画像図面をCADに取り込む。

画像で製作した図面、コレしか頼りがない。CADに取り込みトレースをする事になる。これは製作した画像の図面。画像は写真と同様でスケールは無く、水平垂直も感覚でしかない不確かなものになる。CADはベクターデータと言い、数学的に再現できる『線』が支配…

記念塔のモデリング その③ トレース図面の製作。

3Dモデリング等と言えば先端的な響きはあるものの、手探りの地道な作業でしかない。特に、図面が青焼きスキャン画像ともなれば尚の事。昨今は・・・つまり自分の環境ではCADで描いた図面を直接、3Dにモデリングが出来る。それが、その図面は不確かな青焼図…

記念塔のモデリング その②

3Dモデリングは、ある取り組みでの依頼になる。依頼主が問題で、同窓の大先輩でしかも、上手く断れないよう取り込まれてしまう。本当はお正月休みの時間のある時にならとしてたものの、忙しい最中での作業となった。元々、この塔のデザインには興味があった…

記念塔のモデリング その①

書き出せばキリがない思いれのある、江別は野幌森林公園にある百年記念塔はとても綺麗な塔だ。大地から聳える具合で、黒々と聳えるのも良い。北海道に映えるデザインを確認出来る。アレコレは機会を選んで記したい。 数学的な美しい局面のクールさと、土着的…

『Good Will Hunting』

久しぶりに心揺さぶられる映画を観る。Good Will Hunting、主人公はWill Huntingなのでウィルハンティングさんは良い人だ、という意味になるそうだ。ただし、好意をgood willと訳す事も出来る上に、hunthingは狩るという意味もあるので、好意を探している、…

外気浴

一度目の災害的降雪の際に屋上の扉が完全に閉ざされた。何とか開けられる状態にはしておこうと、少しドアを押して出来た隙間から手を入れ雪を掻き出し、気の遠くなる作業の末に開通したものの、先日の2日も降り続いた雪で再び閉ざされた。諦めずに、雪を掻き…