記念塔のモデリング その⑤ トレースを始める。

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CADに画像データを取り込む。モデリングの、随分とアナログで不確かな第一歩になる。

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画像図面の「線」とは、唯の点の集合に過ぎない。コピーの限界は明らかだ。平均値を求めるように、ここにCADでベクターな方向性ある線を引く。この作業は感覚的に正解に見える線を探す、途方もない作業だ。納得できる線は望めない中で、より良い線を探し彷徨い始めた・・・

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作業は進み、ツインで一本となるこの塔、双方に線を当てた。

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ともかく、全体はこのようになる。分り良いように線は色を変えたり、面に色やハッチングを加えたりしつつ。

ただ、描いた曲線がどうにも気に入らない。

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改めて作図を始めた。もう少し大きな流れを捕まえる感覚で曲線の再現を改めて試みる。

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違いが分からない?イヤ、まるで違う。こっちの方が線が綺麗だ。

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寄り添う二本の塔に色を付けて眺めると、丁度、公園の正面から眺めるシルエットが見えてくる。