2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

美術館

東京なら毎週通っても常に特別展がどこかで開かれている美術館がある。学生の頃?に行ったとある美術館のロートレック展は歩き疲れる程の広さに密実に展示があった。私設の美術館からして、札幌の近代美術館や芸術の森美術館を超える規模であったりする。ち…

『昨日の名残 明日の気配』 札幌芸術の森美術館 (1/28~3/12)

気付けば随分と久しぶりの芸森、雪中の今にとても良い印象の展示だった。強いメッセージや主張、社会性或いは到達した世界をというのでなく、今現在に取り組まれている作家自身の探求を、可愛らしかったり、面白かったり、来訪者と呼応する親しみの良い、8人…

地震

トルコ、シリアで起きた大地震は衝撃的だった。高層のマンションがジェンガ積木が崩れるかのようで強烈、映像の力は強い。その現地のこれまでの風景はネット上のMAP、ストリートヴューで眺める事が出来る。『地震』は日本で設計する者にとって免れない自然現…

【 project v-IF 】計画③ 断面検討

ヴォリュームの検証では『断面』を想定する。これが生み出す『空間』、そのデザインとなる。間違えば空間を生み出さない空虚な建築に成り果てる。『計画』は想定はあっても詳細はなく、世の中の住宅の多くはプランに徹するのが通常ではあるものの、ここで『…

【 project v-IF 】計画② ヴォリュームの検討

計画では最初にヴォリューム検証を欠かさない。重要なのは『ヒューマンスケール』を創れるかどうか。特に傾斜地のような特殊な場所では、プランを優先し後に取り返しのつかない方向へ進んでしまう事が起こり得る。勾配屋根を傾け、変形平面で切り合わせた屋…

【 project v-IF 】計画① 計画する。

どういうわけか、一気に二つの計画を進めていて、敷地はやはり傾斜地!で人の都合や優先順位は受け付けてはくれず、よって、先ずは敷地と相談しなければならない。敷地を最大限に活かすべく観察し「どう使うか?」を練り、仕方なく、敷地の高低差を使いスキ…

【 project v-KN 】計画② ヴォリュームを眺める。

まぁ、最初ですし、ざっくりとしたプランで空間をはらむには円弧の壁は丁度良いので試す。奥の低層部分は高窓、プライバシーを確保する。 敷地の開けるのは傾斜方向、こちらはガラス張りに徹する。開放感は抜群。敷地をどう使うか?先ずは基本に忠実に行う。…

【 project v-KN 】計画① ざっくりとプランする。

敷地が広く、要求諸室は多く、規模は大きい。細々とプランを考えるのではなくゾーンを考え、動線を思い浮かべ、敷地の特性をいかす『計画』を始める。プランはざっくりと規模が想定出来る程度とし、ここでは立体の検討、つまり『空間』を考える。敷地は思い…