【 project v-IF 】計画① 計画する。

どういうわけか、一気に二つの計画を進めていて、敷地はやはり傾斜地!で人の都合や優先順位は受け付けてはくれず、よって、先ずは敷地と相談しなければならない。

敷地を最大限に活かすべく観察し「どう使うか?」を練り、仕方なく、敷地の高低差を使いスキップフロア構成とした。



LDKと言えなくはないのだけれど、区画された平地で計画する標準的な4LDKの建築を試みたなら、工事費の多くを基礎工事に当ててしまう個性的な敷地に違いなく、相応しい『計画』に挑む。



道路側はおおよそ北側、こちらは「高窓」のある壁面を配置する。手前の低い部分にエントランスと車庫を壁を立て、囲う。敷地外のパブリック・スペースとなる「道路」側から俯瞰する。

折り目正しく、「生活感」など微塵も漂わせずに人を迎え入れるファサードを考える。もう一歩進めるなら、人の出入りすら隠してしまいたいけれど、それは次のステップにする。