【 project v-KN 】計画① ざっくりとプランする。


敷地が広く、要求諸室は多く、規模は大きい。細々とプランを考えるのではなくゾーンを考え、動線を思い浮かべ、敷地の特性をいかす『計画』を始める。

プランはざっくりと規模が想定出来る程度とし、ここでは立体の検討、つまり『空間』を考える。

敷地は思い切った傾斜地、どう使うかを立体で検討するのは有意義だ。スキップフロアの構成で整えて行けば、ある程度おさまりそうだ。強引に平面的なプランを配置すると、非常に背の高い基礎を生じ高上りになってしまう。

それに、現時点でプランを検討したり提案をしてしまうと、プランに夢中になってしまう。住まうのは空間、まずは敷地と親和性の良い空間をどう創るのか?が最も大切だ。区画され、整地され、閉じられた敷地で計画するなら、プランをという手順はあるかもしれないけれど、こういう敷地では無理を強いてしまう。