2020-01-01から1年間の記事一覧

本年の業務を終える。

紆余曲折の上、望まぬ状況にも関わらず、何とか年内にと取り組む。放っておけば幾らでも時間は費やせるものの、それでは終えられない。金曜くらいから必死に・・・今日は月曜の朝らしい。

土星と木星は見えず。

土星と木星が重なるような近さで見えるとのことで、使っているスマホのアプリで眺めると一つの星のよう。ただ、夕暮れ早い時間の低い空にあるらしい。晴れていた土曜?は見逃してしまい、あとは雪か雲に霞む空。どうせならと豊平川へ。月は見えるものの・・・

尾を引く光点。

あれこれと書いておきたい事は溜まり、書き挑んでは悩み止まり、そのままで過ごしている。その時に感じた事、思った事、浮かんだ事には勢いがある。そのまま記すと感情的で、と言って時間を置けば熱を帯びず説明的で、そこはとても難しい。設計も同じ。感情…

時間

今の私の仕事に、曜日や時間感覚はとても乏しい。終わるまで、提出できるまでが業務になる。と言って、終えた平日に暢気に美術館へ、とう事も気が引ける。終わってしまったけれど神田日勝の展示は、暇な平日で終日過ごしたいと思っていた。今年はなかったけ…

今年最後のドライブかな。

ローソク岩らしい。何とか頑張って捉えた漁船、岸辺のウニ?漁かもしれない。ダッシュ島のような光景だった。訪ねたのは少し前の雪降る前の事、日本海を目指した。既に冬景色、まだ暖かいのに風は強く、何より、景色が夏とは様変わりしていた。 神威岬まで、…

換気

これは理想的な住宅事例の断面図。太陽の位置や採光、通風を計画し建築している。「換気」は考える。・機械換気(24時間換気)設備・自然換気(通風)24時間換気はシックハウスが問題となって以降は必須となっている。閉じた部屋の多い場合は各部屋毎に給気…

支笏湖の夜。

夕暮れ時の湖畔から、夕陽の残りを眺める。湖畔にある展望台からの眺め。既に真暗。帰り道の高台から、眺める。 星空。よく見ると二つ、流れ星が写っていた。月が出ていたり曇っていたり、近頃は星夜を眺める機会が無かったので、思いがけず楽しむ。天の川が…

すっかり秋、しかも深い秋!だとは知らなかった。

2時過ぎなのに、何故か陽が低い。陽差しの低さに驚かされる。 見上げると、すっかり色付いている!?明暗ではなく色が強い。 水盤の青さも際立ち、森の老樹もすっかりだった。 歩くと音がする季節になっていた。覚悟もなかったので、拾う落葉も選べない。紅…

探検の旅は十勝へ ③

Google MAPの航空写真を眺めれば、旭浜などの海岸線に四角い塊が多数見る事が出来る。行けば本当にコロコロと落ちている。経験的なので正しい理解ではないかもしれないけれど、縄文海進の頃の浜辺は今は高台で海岸の段丘上になる。今より数度温暖だった5000…

探検の旅は十勝へ ①

毎年一度は「縄文探検隊」と銘打ち旅をする。道内は各地に縄文の遺跡はあり、博物館巡りを含め面白い。今住む場所に過去は何があったのか?興味深い。場所の価値、選定の理由は、今は経済が支配的だけれど、嘗ては違う尺度があったはず。例えば縄文の頃の人…

カヌーに乗る。

今日は久しぶりにカヌーに乗せて頂いた。お誘い下さったのはある住宅のオーナー様、訪ねたのは赤井川のダム湖。久しぶりなので水に浮く感覚が最初は怖かったものの、波はなく風もなく立木は関門の如くで初心者には全く都合が良い。思い切って一人で漕ぎ出し…

BENIZAKURA PARK ART ANNUAL 2020 ②

紅桜公園を二度目に訪ねたのは、もちろん仕事で近所に来たからだったのだけれど、とても興味深い一つがあったから。是非、撮ってみたいと思っていた。それが最終日だった。■今村 郁子 作敷地の端にある暗い池に沈められた階段に魅かれた。森の木々に囲まれた…

BENIZAKURA PARK ART ANNUAL 2020 ①

紅桜公園は札幌は西岡にある。初めて訪ねたのは1ヶ月程前の事、目的はアートフェスタだった。立派な施設があり、よくもここまで私設で整えたと驚く。起伏のある立地、池もある上に景観が良い。屋外で芸術的活動なら恵まれた環境に違いない。どのようなものか…

【PW Residence】

【PW Residence】 project 2020 ~ニセコ/Niseko 住宅/One family house現在計画中の住宅、その計画段階での提案プラン。綺麗なパースが出来たの案内する。敷地は恵まれた自然の中、眺望の期待の出来る傾斜地。どの様にアプローチし、繰り広げ、住まうか。…

【 project S寺 】

【 project S寺 】project 2019~北海道/Hokkaido 寺院/Templeお寺の納骨堂等施設の増築計画。既存建築は本堂と庫裡を含む施設棟があり、古くなった納骨堂の更新を計画する。配置は本堂の横、違和感なく一体的に見えるよう配慮する。既存施設を通り抜けて…

【 project S寺 】計画⑦ 「空間」断面を見る。

「空間は断面に宿る。」セクションの検討は最重要だ・・・どれもこれも重要になってしまうけれど。空間とはスケール感のあるもの。プロポーションを検討出来るだけ十分な準備をするのは、外観を整えるだけではなく実はスケール感を作る上で特に重要になる。…

【 project S寺 】計画⑥ 「完成予想図(パース)」内観。

室内、南側を眺める。採光の要は高窓。ここは入子、外部建具を用いてその内側にもガラスを入れたい。或いは障子を納めようか。南の、太陽の陽射しは強い。小さな建築になるので慎重にしたい。納骨堂に入る際は一度南を向き、このホールの広がりで北側を向き…

【 project S寺 】計画⑤ 「完成予想図(パース)」外観。

先に採用したType-Cを使い計画をし、平面は図面にしたものの、その空間、建築はどのようなものか?パース(完成予想図)を製作する。その労の成果を披露しよう。 このビジョンを当初から思い描いていた。規模内容が固まるまで待ち、姿にしている。パースは調…

【 project S寺 】計画④ 「計画案」、その提案図面を。

図面は小さく貼る。様々特定出来る内容は伏せます。計画案ではあるものの、実施を見据えた精度で設計をしている。倉庫棟も具体的に、憩いの場を設え収納量も想定している。室内から使う場所、外で使うものを納める場所まで設定をした。そして、納骨堂。要と…

【 project S寺 】計画③ 「計画案」を。

具体的に「計画案」、その方針を検討して行く。動線から想定し検討をしたのは次の3案、Type-A、Type-B、Type-Cを記す。さて・・・【 Type-A 】動線を直線的に結ぶ。既存建築のエントランスの動線に直線的に納骨堂を配置、構成する。図面納骨堂のグリーンは…

【 project S寺 】計画② 諸条件の整理。

具体的な「計画」、設計過程の案内を通じ、設計ストーリーを語る。 ①既存現状の理解。既存建築のあるS寺、その配置図がこれ。図面上がやや西になる。その西は丘陵の山側、図面右の北側は谷になる。接道は図面左の南側、図面下の東側は崖となり高みで眺望が開…

【 project S寺 】計画① 序章 「計画」について。

昨年から今年初めに行った計画の紹介を。【 project S寺 】をこの連休に整理したので計画の事例としても案内したい。匿名であり特定出来る事は記せないけれど、設計における最初のステージ、「計画」がどの様に進められるのかをお知らせできると思う。1.敷…

一年点検

建築は引き渡し後の一年目に「一年点検」を行う。四季を通じ寒暖を経験し、乾燥したり湿潤になるなどして建物は動き、落ち着き始める。例えば枠が動き歪めば引戸が渋くなったりする。壁の隅に隙間が空く事もあるし、機器類に不具合が出ているかもしれない。…

日本海は早、冬の予感。

写真を撮るのは設計に似ている。ちょうど敷地を眺め思案する時に似る。そこにあるものをどう使い、活かし、何を得るか。私の写真は、そこで感じたものを切り取るだけではある。訪ねた場所は夕陽が綺麗らしい。先客が何人か居て尋ね聞くと、今日は雲が厚く夕…

現在進行中の計画案で。

実直なプランで先ず提案をし方針を模索する。その最中、週末を使ってヴォリューム・モデルに細部を与えてスケール感まで検証をした。全長は30mを超える建築、どこまで切り詰め人と寄り添える建築を創れるのかまで、検討が進む。今は計画初段階から3Dモデル…

ヴォリューム検討。その2

傾斜を利用して2階建てのヴォリュームを隠そうと試みた前案、大してこれは広い敷地を使い平屋での展開を試みている。 こちらの方が建物は低く、敷地との馴染みは良い。建築面積が大きくなる平屋はコストのハンディを背負う。けれと、傾斜地に平面で広がる様…

ヴォリューム検討。

難しい敷地はもちろん、慎重にヴォリュームを検討する。安易な敷地があるかといえば無いのだけれど、傾斜地は難しい。模型にしてから愕然とするのではなく、今は3Dで検討をするのが常だ。この段階で救えないプランは後にどうする事も出来なくなってしまう。…

僅かに残る陽、光を求めて。

案外蒸し暑いし、天気予報に反して晴れ渡ったりするし、でも何かしら秋の気配を感じてしまい、涼しくなる夕方は何処かへ行きたくなってしまう。陽は、随分短くなった。夜が早くなり、朝は遅くなる。夜更かししても未だ暗い・・・夜型の私の季節かな?日本海…

【計画】を始める。

敷地全体が南東へ傾斜している。東西に長い敷地を活かし東へ伸びると傾斜は後退し、建物の高さが増す。レベル設定は難しくスキップフロアを用い敷地に馴染ませつつ、景観が出来るかどうかをモデルで検討する。ある程度プランし規模の目途を立てモデルを作り…

企画・・・仕事ではないけれど。

「縄文探検隊」と銘打って、毎年一度くらい探検をしている・・・遺跡や博物館を巡る程度ではあるけれど。今年は十勝を目指そうと企んでいる。二日の工程、二日目は大樹の海でトーチカを巡る。ただ、この時期悩ましいのは開催決定の判断だ。仕事の場合は優先…