【project S寺】

【 project S寺 】その後。

正式に順延となったお寺の納骨堂の計画、気持ちを込めて設計に挑戦をしていたので残念な思いは強い。無理をする時期ではないと理解が出来るし、気運をどう温めるか、待つことも必要だと思う。正直、この屋根はどう造ろうか?スケッチに描きだした時から悩ん…

【 project S寺 】

【 project S寺 】project 2019~北海道/Hokkaido 寺院/Templeお寺の納骨堂等施設の増築計画。既存建築は本堂と庫裡を含む施設棟があり、古くなった納骨堂の更新を計画する。配置は本堂の横、違和感なく一体的に見えるよう配慮する。既存施設を通り抜けて…

【 project S寺 】計画⑦ 「空間」断面を見る。

「空間は断面に宿る。」セクションの検討は最重要だ・・・どれもこれも重要になってしまうけれど。空間とはスケール感のあるもの。プロポーションを検討出来るだけ十分な準備をするのは、外観を整えるだけではなく実はスケール感を作る上で特に重要になる。…

【 project S寺 】計画⑥ 「完成予想図(パース)」内観。

室内、南側を眺める。採光の要は高窓。ここは入子、外部建具を用いてその内側にもガラスを入れたい。或いは障子を納めようか。南の、太陽の陽射しは強い。小さな建築になるので慎重にしたい。納骨堂に入る際は一度南を向き、このホールの広がりで北側を向き…

【 project S寺 】計画⑤ 「完成予想図(パース)」外観。

先に採用したType-Cを使い計画をし、平面は図面にしたものの、その空間、建築はどのようなものか?パース(完成予想図)を製作する。その労の成果を披露しよう。 このビジョンを当初から思い描いていた。規模内容が固まるまで待ち、姿にしている。パースは調…

【 project S寺 】計画④ 「計画案」、その提案図面を。

図面は小さく貼る。様々特定出来る内容は伏せます。計画案ではあるものの、実施を見据えた精度で設計をしている。倉庫棟も具体的に、憩いの場を設え収納量も想定している。室内から使う場所、外で使うものを納める場所まで設定をした。そして、納骨堂。要と…

【 project S寺 】計画③ 「計画案」を。

具体的に「計画案」、その方針を検討して行く。動線から想定し検討をしたのは次の3案、Type-A、Type-B、Type-Cを記す。さて・・・【 Type-A 】動線を直線的に結ぶ。既存建築のエントランスの動線に直線的に納骨堂を配置、構成する。図面納骨堂のグリーンは…

【 project S寺 】計画② 諸条件の整理。

具体的な「計画」、設計過程の案内を通じ、設計ストーリーを語る。 ①既存現状の理解。既存建築のあるS寺、その配置図がこれ。図面上がやや西になる。その西は丘陵の山側、図面右の北側は谷になる。接道は図面左の南側、図面下の東側は崖となり高みで眺望が開…

【 project S寺 】計画① 序章 「計画」について。

昨年から今年初めに行った計画の紹介を。【 project S寺 】をこの連休に整理したので計画の事例としても案内したい。匿名であり特定出来る事は記せないけれど、設計における最初のステージ、「計画」がどの様に進められるのかをお知らせできると思う。1.敷…