時間

今の私の仕事に、曜日や時間感覚はとても乏しい。
終わるまで、提出できるまでが業務になる。
と言って、終えた平日に暢気に美術館へ、
とう事も気が引ける。
終わってしまったけれど神田日勝の展示は、
暇な平日で終日過ごしたいと思っていた。
今年はなかったけれどPMFのオーケストラの
リハーサルを2日続けて行く夢も未だ叶わず。

まぁ、動けなくなってじっとしてるんだけど。

面倒な仕事を引き受けてしまい取り組んでいる。
マイペースで出来ないのがとてもキツイ。
連休最終日の夜更けに未だ、答えを探している。
点と点のいくつかは揃った様に見える。
線がもう直ぐに結びつきそうな気がする。
そうすれば空間が現れて建築に至れる・・・
はずなのだけれど、まだバラバラだ。

バラバラのまま実施に入ればトンでもない
苦労をする。調整作業に埋没してしまい、
掛けた労力が一切成果に結びつかない。
成果とは、良い建築である事。

一手はある。全てルーズに大きくする事。
つまり肥満建築。
世の中は肥満な建築が多勢だけれど、
研ぎ澄ます事のない空間にスケール感は
生じない。緊張を伴う空間を築けなければ、
良い建築で在る事は極めて難しい。
便利な建築にはなれても。

本当は、時間は自分で管理出来る環境にある。
けれど、好きな映画をゆっくり楽しんだのは
何時だろうか。

三島由紀夫のテレビを見たからか、小説を・・・
思い切って手にしたカラマーゾフの兄弟
躓いて以来は短編の陰影礼賛しか読んでない。

そう言えば買いたい本はあるものの、
まだ眺めてもいない建築本が溜まっている。
聞きたい音楽もあるしー
そういう文化的な生活から遠ざかっている。
文化的な創造に取り組んでいるはずなのに。

・・・先ずは何とか、明朝までに何かしら、
終えなければ。


たまに愚痴る。