【自然の中で。】

【ナナカマド】 中島公園で観察する。

『ナナカマド』は昨年初めて興味を抱く。先端に一枚+対の葉達からなる『葉群』が特徴ではないだろうか。極めて洗練されているにも関わらず紅葉の時期以外はとっても地味な樹、春は秘密の一端を見せてくれるので興味深く観察をさせて頂いたのだった。 秋に落…

【カツラ】 中島公園で観察する。

随分と暖かくなり、自転車での散策も始めている。先日は中島公園をカメラを肩掛け散歩巡る。桜が咲き始め多くの人で賑わう昼間、私は・・・カツラやナナカマドの若葉を眺め過ごす。春に花咲く桜などはグレーの世界を色付かせ魅力的だけれど、ライバル不在の…

石狩川河口

所要で出掛けた序に、友人を誘い仕事をサボって石狩川の河口を目指した。春の河口が雑多に感じられたのは、様々が流れ着く上にまだ緑の無い景色だったからだろうか。以前に良く通った場所でもある。殆ど人影はなく誰に気を使う事も、使われる事もないのでお…

【整理】植物考④ 『松』

毎年秋に『栗』のお裾分けを頂くお隣さんの庭には松の木も茂る。それは既に3階の窓に及びぶつかっている。あまりの元気の良さ、あまりの近さ、あまりに印象的な光景だったので写真を撮ってみた。すると、実に興味深い形態デザインに出会ってしまう。気が付…

【整理】植物考③ 『カツラ』

私には昔から好きな木がある。それが『カツラ』だ。自分自身で初めて全てを決め人生の岐路に挑んだ大学時代の「卒業設計」、思考の最中は秋に帰省し、故郷の町にあるチミケップ湖を訪ねた時に出会った思い入れ深い一枚。晴天ではないものの、燃える様な映像…

【整理】植物考② 『紅葉』

先週末は徹夜で仕事してしまい、昼夜反転からの回復で苦労してしまった。日曜・・・既に月曜ではあるけれど、深夜に切り替える為にもと、気兼ねのない思い付きを記している。植物考察は次いで、誰もが好きな『紅葉』を。『華麗だ。』どうして、このような「…

【整理】植物考① 『ナナカマド』

昨年の春は『植物』への興味を覚えた。人に話す機会があったので、改めて整理しておこうと思う。昨年春にも書いたのだけれどね。そこで、先ずは『ナナカマド』。紅葉の時にしか気付かれず、便利に街路に使われる樹木なのだけれど、その葉を観察すると実に洗…

『ニンジン』続報。

昨年暮れに、思い付きで水に浸けて観察を始めてしまったニンジンのヘタ・・・わんさかと伸び出したので幾つかに分割して空いた鉢に植えてみたのだが、伸びている。極めてすくすくと伸びている気がする。掘り起こしてはいないけれど、おそらく根が張っている…

ハチ?

私のアトリエは古い建物、蒸発皿を置いている事もあり、窓は結露する。その窓に動くものを見つけたのは夕方遅くであった。実は一週間程前にも同じ光景に出会っていた。その時は写真を撮ろうとウロウロして見失ってしまい残念に思っていた。それが再び!!正…

【 オンネトー 】 その⑤

10月末に道東を巡り、あまりに多く写真を撮ってしまい整理に随分と時間を要してしまった。小春日和の故郷を期待していたのに雨、降らずとも曇り。所要は多くそれほど撮ったつもりはなかったのに。今回のオンネトーは雨。日没時には雨は上がってくれたものの…

【 オンネトー 】 その④

はて、どう失敗するとこう写るのだろうか?周辺が回転して流れるのに中央にはピントが合っている。カメラ自身がコチラの至らなさを必死でサポートすべく様々なアプリが動いているはずで、暗がりでピントを合わせるにも基準を探せずに混乱している事だけはわ…

【 オンネトー 】 その③

一頻りオンネトー湖畔の散策を楽しんだ後に野中温泉を訪ね、私は露天で小一時間を過ごした。翌日にも体から硫黄の匂いがする程の温泉、私好みに硫黄臭は欠かせない。最近はその後に再び湖畔へ向かい雌阿寒雄阿寒の山を眺められるポイントにカメラを構え陣取…

【 オンネトー 】 その②

奥のキャンプサイトには管理棟がある。建築を越える俗世間から切り離され深い森と出会う。通路状の道が遠くまで傾斜し続く。その中央にはカツラの木がある。既に随分と高木なのだけれど、未だ大木ではなく若い。私の数世代後には立派な木になるのだろうなと…

【 オンネトー 】 その①

訪ねなければならない場所が故郷にある。どの季節であっても年に一度、訪ねられればその後に生きて行ける。間を置くと、自分の中の何かが壊れ始めてしまう。その一つはチミケップ湖、夜ばかり訪ねるので全景を眺めるのは久しい上に、近年は星の瞬かない壮大…

夜のカニ

何時もの豊平川は落差工にモクズガニの気配あり。気配を察知される前にライトを用意して照らす!「静物」になりきる習性、失礼して水から上げる。当然、最大限に大きく振舞い、威嚇スタイル。写真を撮りつつ・・・モタモタしていると、一気に横に走り出す!…

幹が葉なのか、葉が幹なのか?

夏に盛大に伸びた様々は秋を迎え色付き始め、気付けば窓に迫りくる勢いの松の若い枝葉。針葉樹の常緑種の色付きは実は綺麗だ。その姿は、春先に中島公園で観察した広葉樹の枝葉の洗練された展開に比べると野性的に空間を埋める。枝葉の先端を眺める。広葉樹…

スズメバチ

昆虫好きな私のこの夏の成果は、超危険生物である「スズメバチ」の採集に違いない。採取場所? 勿論、このアトリエ室内で!今年は巣が近くにあるのか、アトリエは探索方位が同じ群の巡回コースに入っていたらしい。この近辺の自然界では頂点に君臨する生物は…

中秋のカニ。

光を当てると驚いて「静物」を演じ、隙を見せると「逃走」し、捕まると「威嚇する」、『モクズガニ』を中秋の月を楽しんだ豊平川で出会う。月は、雲っていたけれど。落差工(高低差のある堰)を遡上しようと登っている途中の無防備に、私に見つかってしまっ…

国宝、黒曜石とその他の痕跡。

白滝の旧石器時代の黒曜石が正式に国宝に指定されたと報道があった。最古の国宝となるのだそうだ。3万年~1万5千年、その頃に「日本」はなく、住んでいる人に「日本人」という意識もなかったろうし、そもそも北海道は島ではなく樺太と地続きの氷河期の頃の遺…

天体観測

赤道儀が自動で星を追尾し始める際のモーター音を聞いた時に、何かを強く感じた。地球の自転と連動し誤差を逐一調整しつつ狙った天体を高い精度で追尾する装置は、まるで意識があるかのよう。正しく機械なのだけれど、見事だった。三脚の上に台座を取り付け…

『ナナカマド』の整理。

春先の葉の様子。開き始めた頃。『7枚』『9枚』『11枚』『13枚』『15枚』ナナカマドの葉は先端に1枚、その下に3対~8対程の葉の奇数枚で構成される。私がこの春に見つけたのは15枚まで。

夏至近し。

基本に夜型の私にとり今時期の夜は極めて短く「夜更かししてしまったか?」と罪深く感じてしまう気難しい季節です。早起きして夜明けを眺めるのは稀なので、夜明けを眺められるという意味では好きで。夕暮れなら灯り始める街灯類、朝は消え始めるので明暗の…

エゾシロチョウ

或る日、窓際室内で羽ばたきの音がした。スズメバチとは違う大きな羽音、眺めるとそれは白く奇麗な蝶だった。気付けば窓の外にはヒラヒラと白い蝶が群れを成し飛んでいる。昨年まではモンシロチョウだと思っていたのだけれど、それは一回り大きな立派な蝶だ…

【カツラの枝葉モデル】、バージョンアップ版 

少し前に製作した【カツラの枝葉モデル】の『枝』部分の改良を試みた。左右は固定し上下に可動する仕組みはラインでテンションを掛けて姿勢を調整する。枝と葉はセットで、このモデルでは8つが並ぶ。枝は各々に角度が振れ、枝先へ行くに従って持ち上がり伸…

『m101銀河』の超新星爆発

M101銀河で超新星爆発が観測されたという。太陽系があるのは『天の川銀河』であり、お隣にあるのが250万年先にある『アンドロメダ銀河』。これらは一つの銀河群(50~60の銀河の集団)に属している。近隣の銀河群である『M101銀河群』に『M101銀河』があるら…

オオスズメバチの住環境探し、かな?

毎春遅い時期にスズメバチがやってくる。窓を開けていると入ってきて、あれこれ物色し過ごしては出て行く。毎年の事なので、何らかの経路になっている気がする。秋10月には二年連続で成虫で越冬するオツネントンボがやってきた、私のアトリエ。今年もスズメ…

【 カツラの枝葉 】3Dモデル化してしまう。

この春に初めて、好きなカツラの木の枝葉の仕組みを眺めた。自由度の高い洗練された木々に対してカツラは朴訥な具合。それ故にルールは明快で簡略化したモデルを想像して過ごしていた。思い切って製作を試みる。かなり、カツラっぽい。しかも面白い。葉がリ…

春の中島公園の木々 その⑥ おまけ

まだ黄色いかと思っていたら、既に白くフワフワであった。考えて見ると、綿毛は全て種だ。花に一つの種が常識だと思っていたけれど、複数出来るのか? 随分以前に失礼をしてタンポポを解剖した事がある。これがどうやら、一つ一つが「花」なのだそうだ。故に…

春の中島公園の木々 その⑤ カツラ

春先にカツラを眺める機会はこれまで経験がなかった。木の中では初めて興味を持ち、それ以来特に好きだったにも関わらず、全く何も知らずに居た。控えめな木肌は木材としても割と好きだ。ただ、古めかしいと勝手に思い込んでいるわけだけれど、洗練さはあま…

春の中島公園の木々 その④ イチョウ

春からイチョウを継続的に眺めるのは初めてで、この日の目的の一つだった。そして、この写真はかなりのお気に入りだ。朝の風の隙を突いて撮れた一枚か?ぶっきらぼうと言うか、不器用そうではある。強そうな枝に葉柄?の長い葉の繊細さは絶妙な組み合わせだ…