【自然の中で。】
明けましておめでとうございます。今年初めの一枚は、昨年に出会えたこの光景を。道東の故郷にあるチミケップ湖。快晴で無風の新月の夜に訪ねた。本当に心から素晴らしかった。私の知り得る最も素敵な光景。満点の星夜、左手に天の川が立ち上がり、それが湖…
休日の近所は長閑だ。暖かい昼間に散歩する。見つけた豊平川の水面、風は強く水盤の造形が面白い。2度とはお目に掛かれない上に一瞬しか存在しない。 中島公園の、池近くの原地。西日は既に低く、昨年のドングリの一つ一つに長い影が伸び、地面から生える葉…
路肩に咲く花に興味を覚え近寄ると、微かな風に吹かれつつ羽ばたく小さな蝶を見つけた。この小さな蝶が「シジミチョウ」である事はわかる。久しぶりに出会い、しげしげと観察してしまう。9月の森の中に花は少ないのかもしれない。とっても夢中で蜜を吸い、近…
仕事の切れ間に見つけた道東の天気予報は快晴、平日に急遽、故郷へ向かったのは先週の事で、道東で設計した建築を訪ねたておきたく。ただ、夜は大いに別の目的もあった。私の原風景は故郷に幾つかあり、その一つがオンネトーだ。言わずと知れた紅葉の美しい…
ここ最近の興味は夜空、明け方に2時間粘った一枚。札幌の街中でも、こういう写真は撮れる。北極星やカシオペア座などがぐるぐる回る。週末の、この夜の天気予報は「晴れ」で、昼間からソワソワと楽しみにしていたものの・・・雲があった。諦めて寝ようかな?…
あれ?星が見えそうだなーと屋上に登ると、そこそこ見えたので、では!と思い立ち、カメラを持ち込み三脚を構える。写真は30分の星の軌跡。待つなー、その間をカメラを置きっぱなしなのは怖い。突風で倒れでもしたら?倒れた事はないけれど側に居なければな…
石狩川河口の後、折角の夜なので少し足を伸ばしたのは札幌近郊の星夜ポイントだったと思う。週末の晴れた星空を求めて大勢の人達が訪ねていた。なるほど、宜しい。久しぶりに天の川を観た。しかしながら、色々と設定を変えて撮影を試みたものの星夜の写真は…
天気予報は夜が気になる習性、星が見えるかな?となればソワソワとしてしまう。なかなか晴れず、おぉ!と思えば月が出て居たりと恵まれない。月の出が遅い週末の夜に巡ってきた予報、信じて少しだけ遠出したのは石狩川の河口で夕陽には恵まれず、夏らしく日…
■観察成果発表① 流れ星 2個② 人工衛星 9個※ペルセウス座流星群でした! 地球温暖化を証明出来る程の計算ができるのなら天気予報くらい・・・とは思うものの、昨今の天気予報はライブ配信に近い。夜に何処かに出掛けようか?と思えば曇り、恵まれない天気予…
少し間が空いたのだけれど、久しぶりの夜の豊平川は何時もの場所にて深夜の光景を写す。連休の夜は実は静かな街並みで、厚い雲に覆われていてしっとりと闇が深い。ただ、ここにはどうもツガイのカモメが住んでいる。朝に聞こえるカモメの声は彼等なのではと…
盛大に伸びた葉先で開いた花群は十分になると、あっさり萎れる。萎れると再び花群を閉じ蕾状に囲い滴れる。ニンジンがこんなに潔い植物だったとは!初夏から盛大に伸び出した野生の象徴だった「葉」は光合成の役目を終えた瞬間に一気に枯れ始めたのには驚か…
諸事情あり調査が出来ていないのだけれど、今月中頃にホタルに出会う。何時ものように夜に散策していると、川面を飛ぶ小さな光を見つけた。紛れもなくホタルだ。若しくは火の玉か?そう言えば、火の玉は夏の風物詩なはずだけれど今は聞かない。ホタルも、何…
中島公園の横を流れる『豊平川』は夜でも明るい。住み着いているカモメは鳥目だろうに夜も飛んでいたりする。訪ねたのは雨上がりの夜更け、水は濁っているのに光を得て輝く。川を散策すると頻度良く『蟹の足』に出会う。遡上するのをカモメに狙われたのだろ…
人参が満開だ。愛情を注いだ甲斐がある・・・水を上げてただけなんだけれどね。 おそらく、この小さいのが一つ、一つ、「花」なのではないだろうか? 展開済みで、間もなく咲くだろう花束もある。 やや小ぶりだけれど、これから展開するのもある。 満開は一…
空模様が気になり、久しぶりにカメラを持って訪ねた豊平川なのだけれど好みの写真は撮れず、霧雨に濡れただけであった。でも、日曜夜の静けさは写っている気がする。何時もの場所から北を眺める。写真中央やや左にはカモメが居る。空が厚い夜は街の灯を良く…
ニンジンがどうやら咲いた。たぶん、これは花?昨年末に台所にのこされたヘタを水に浸けた。 すると御覧のように葉が伸びた。1月の中頃には割と元気に葉が伸びていた。 真冬に伸びてしまい、どうするのだろう?申し訳ない事をしてしまったなーと思いつつ。生…
『カツラ』類の祖先の化石 『ナナカマド』類の祖先の化石 『カエデ』類の祖先の化石北海道では白亜紀、6600万年前からの化石が見つかるらしい。展示の葉の化石達は1千万年~百万年前程前のものだったかな?今と実に良く似ている。鳥類や哺乳類が劇的に進化派…
展示の中には森林公園で採取した木々の葉の『押し葉』展示もあった。これはこれでやはり面白い。少し前の朝ドラの植物学者はこういうのを集め分類をされたのだろうか?どこを切り取り、どう標本にするのかは実はセンスによるらしい。人によってはもっと地味…
孫田敏さんによる細密スキャンによる展示も面白かった。実に、綺麗。得た実物スキャンデータはマクロ撮影の写真とも違うリアリティーがあり、葉、花、種、若葉等を一堂に並べ一種を紹介するプレゼンテーションは見事な作品に仕上がっていた。撮影OKの展示…
植物への興味はあるものの、まるで知識はない。野山へ行けば植物の写真も良く撮る。それが昨年だろうか、モミジの葉を解析し幾何学的理解に挑んでしまい、カツラの枝葉モデルを創作したりと一歩踏み込んだ気がしている。それは確かに植物への興味なのだけれ…
『葉』は光合成の工場としてエネルギーを生成する。光合成とは光エネルギーを化学エネルギーに変換し有機物質を作り出す反応で二酸化炭素から炭水化物を生成する・・・wiki調べです。「地上に太陽を!」は核融合、恐らくは近い将来の最も有望なエネルギー源…
■葉① カツラカツラは丸い形状が特徴だ。受照面を効率的に広くするなら円形は理想に違いないのだけれど、形状を支える構造はやや悩ましい。葉脈は中央に1本、左右に3対の計7本の構成が基本の様だ。背骨となる太い葉脈はなく細い葉脈のみで構成させる都合もあ…
『ナナカマド』は昨年初めて興味を抱く。先端に一枚+対の葉達からなる『葉群』が特徴ではないだろうか。極めて洗練されているにも関わらず紅葉の時期以外はとっても地味な樹、春は秘密の一端を見せてくれるので興味深く観察をさせて頂いたのだった。 秋に落…
随分と暖かくなり、自転車での散策も始めている。先日は中島公園をカメラを肩掛け散歩巡る。桜が咲き始め多くの人で賑わう昼間、私は・・・カツラやナナカマドの若葉を眺め過ごす。春に花咲く桜などはグレーの世界を色付かせ魅力的だけれど、ライバル不在の…
所要で出掛けた序に、友人を誘い仕事をサボって石狩川の河口を目指した。春の河口が雑多に感じられたのは、様々が流れ着く上にまだ緑の無い景色だったからだろうか。以前に良く通った場所でもある。殆ど人影はなく誰に気を使う事も、使われる事もないのでお…
毎年秋に『栗』のお裾分けを頂くお隣さんの庭には松の木も茂る。それは既に3階の窓に及びぶつかっている。あまりの元気の良さ、あまりの近さ、あまりに印象的な光景だったので写真を撮ってみた。すると、実に興味深い形態デザインに出会ってしまう。気が付…
私には昔から好きな木がある。それが『カツラ』だ。自分自身で初めて全てを決め人生の岐路に挑んだ大学時代の「卒業設計」、思考の最中は秋に帰省し、故郷の町にあるチミケップ湖を訪ねた時に出会った思い入れ深い一枚。晴天ではないものの、燃える様な映像…
先週末は徹夜で仕事してしまい、昼夜反転からの回復で苦労してしまった。日曜・・・既に月曜ではあるけれど、深夜に切り替える為にもと、気兼ねのない思い付きを記している。植物考察は次いで、誰もが好きな『紅葉』を。『華麗だ。』どうして、このような「…
昨年の春は『植物』への興味を覚えた。人に話す機会があったので、改めて整理しておこうと思う。昨年春にも書いたのだけれどね。そこで、先ずは『ナナカマド』。紅葉の時にしか気付かれず、便利に街路に使われる樹木なのだけれど、その葉を観察すると実に洗…
昨年暮れに、思い付きで水に浸けて観察を始めてしまったニンジンのヘタ・・・わんさかと伸び出したので幾つかに分割して空いた鉢に植えてみたのだが、伸びている。極めてすくすくと伸びている気がする。掘り起こしてはいないけれど、おそらく根が張っている…