石狩川河口

所要で出掛けた序に、友人を誘い仕事をサボって石狩川の河口を目指した。春の河口が雑多に感じられたのは、様々が流れ着く上にまだ緑の無い景色だったからだろうか。

以前に良く通った場所でもある。殆ど人影はなく誰に気を使う事も、使われる事もないのでお気に入りではある。

序?とは言っても、しっかり珈琲セットは持って行ったので、今年初めてのアウトドアでの珈琲を楽しんだ。持っていた豆は「ナリーニョ」で、特にお気に入りの珈琲豆なのだけれど、手挽のミルにも関わらずとても美味しく淹れられた。

河口の流れは思いの外早く、漂流物がどんどん海へ向けて流れて行き、但し岸に近い場所は渦を巻いて逆流するように淀みと、複雑な動きをしている。川の中央ではカモが群れ成し騒いでいて、流れと共に海へ消えて行った。

見えるのは対岸のハマナス公園、低く伸びるので「水平」しかない風景。その対岸は海もあり人は多いのだけれど、こちらはやや風は弱められ静かで何時も穏やかだ。そして、珈琲が美味しい。何と言うことなく話は尽きず、束の間を過ごさせて頂いた。