【カツラ】 中島公園で観察する。

随分と暖かくなり、自転車での散策も始めている。先日は中島公園をカメラを肩掛け散歩巡る。桜が咲き始め多くの人で賑わう昼間、私は・・・カツラやナナカマドの若葉を眺め過ごす。

春に花咲く桜などはグレーの世界を色付かせ魅力的だけれど、ライバル不在の季節に何が何でも一気に!という気概が勝り過ぎ、水膨れのように肥大する具合でデザインや仕組みに繊細さや精緻さは見受けられず、私には不気味に見えてしまう。

紅葉の時期以外は極めて地味な『ナナカマド』は洗練の様を明ら様に見せてくれるし、紅葉季の主役たる紅葉は色気づいてるのだけれど、広葉樹としては恐らく古参の古めかしい『カツラ』も拙く武骨に洗練さを微塵も隠さずに葉を携えていて、未だ虫に食われていない奇麗な小さなハート型の葉を連ねている。



未だ森か林には葉が少なく陽射しが奥まで届き、カツラの小さな葉も陽を浴び輝いていた。



何時伸びたのか?若い枝には既に葉が対にぶら下がる。



光合成工場たる葉を枝に生やす、それが手あたり次第なのがカツラの特徴だろうか。



下から見上げると、この様な具合に展開する。秋に落とす葉を群れとして開くナナカマドに比べると、実に唐突に枝と言う枝に葉を開く。



コロコロと綴らに枝に武骨にぶら下がる♡型の葉は今は可愛らしく、そもそも樹幹に対して極めて小さな葉なのだけれど、夏にはより大きく伸びるのだけれど今は瑞々しく新鮮。

昨年は枝先端と葉の構成、構造をモデル化した。その理解は正しいのか?興味を覚えてしまう。果たして?