まぁ、最初ですし、ざっくりとしたプランで空間をはらむには円弧の壁は丁度良いので試す。奥の低層部分は高窓、プライバシーを確保する。
敷地の開けるのは傾斜方向、こちらはガラス張りに徹する。開放感は抜群。敷地をどう使うか?先ずは基本に忠実に行う。
メインとなる空間は、1階2階ともにパブリック・スペースとしたオープンな大きなスペース。贅沢。
2階リビングはカーテンウォール(高価なので使えないかもしれないけれど。)を使い、正面に眺望を据える。
■プランとは?
先ずは計画する事が欠かせない。おおまかに、ざっくりと・・・ゾーニングをする。敷地をどう使うか?敷地の特徴を観察し素直な計画を試みる。場所に恵まれれば、それが正解に近いのかもしれない。見落としがないか?使えているのか?別の方法はないか?随時、検証が欠かせない。その上で魅力を覚えるなら、はじめてプランを具体的に探る事になる。
要望に応えるプランでも敷地の特性とかけ離れては地に足の着かぬ建築になってしまう。そういう意味では建築は生まれ出て来るもののように思う。その空間を記したものがプランに違いない。やや、観念的?けれど、それが設計だ。
■ざっくりと提案
クライアントが第3者を通じて描かれたプランが届いたのだけれど、それを一蹴するようなこの計画草案を提案した。親指を立てた絵文字が送られてきたので、悪くはないのだろう。果たして!?