【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】 

 

百年記念塔は今、解体業者が決まり本当に失われかねない状況にあります。多くの方が様々に存続の道を模索しています。建築家が名を連ねる「北海道百寝記念塔の未来を考える会」もその一つです。


建築家に何が出来るだろうか?


何を残そうとしているのか?その建築を改めて紹介出来るのは建築家の仕事、ギャラリーでの展示を企画しました。

百年記念塔は『純粋な塔』です。展望施設は僅かでその為の施設ではなく、テレビや電波中継等の機能もなし。世界広しといえど純粋に聳え立つだけの、しかも高さ100mにもなる塔は極めて珍しい。

今回の展示は、塔建設時の実施設計図面、3Dデザイン解析図、3Dプリンターによる1/100スケールの模型、塔設計者が計画時に描き記したスケッチを予定しています。


『 百年記念塔 Digital Reconstruction 』 


双曲線(二次曲線)と簡単な幾何学操作のみで達成されたデザインは数学的明快さ故に実際に見に行くと頭が混乱します。合理性や映えが優先される昨今、体感出来る『建築空間の妙』を知らずしてこの塔は語れない。さらに迫力の高さ1mの巨大模型に驚かされるはず。

建築は楽しい。知るのは楽しい。体感は楽しい。少しでも伝えたく、是非、お越し下さい。


主催:北海道百年記念塔の未来を考える会
場所:トラムニストギャラリー
   札幌市中央区南5条西15丁目2-5 トラムニストビル2F
日時:2022.08.20 - 8.28
時間:11:00AM - 18:00PM

企画・3Dモデリング:田名部伸紀
3Dプリント模型作製:相原賢一


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