チカホで【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】

夏にギャラリーで催した【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】、1月にチカホで展示をする事になった。日程は未定。

果たしての「チカホ」。札幌駅から大通りまでの地下通路のような、オープンで雑多な場所の一角で綺麗な展示が出来るのか?アピールが出来るものなのか?

今回も唐突に連絡があり連れ去られ、訳も分からずにチカホを歩き、『ここで』と聞き・・・まるでイメージが出来ない。そこで3Dでの検証を試みる。何とか、なるかもしれない。

記念塔は健全で今も無事。それを知って頂くこと、改めてデザインを眺めて頂く機会に出来ればと思う。塔内部には足場もあり、メンテナンスは様々な工夫が考えられる。「数十年先の維持費と比べ取り壊す方が安価」という取り壊し理由は行き過ぎだ。この理由がまかり通るなら世のほぼ全ての建築は存在出来ないし、行政の都合でどうとでもなってしまう。

『空間』は建築の要となる。体で感じる以外の方法はなく、ネットで済ませては確認しただけで勿体ない。ライブで聴く音楽、ライブで観戦するスポーツ、実際に色や形、大きさを見る事が出来る美術館・・・代え難い体験は建築も同じ。鑑賞に堪える今在る建築、存続は義務ではないかと思う。

日程が決まれば改めてお知らせしたい。1mの模型も展示するので、これは見て損はないはず。しばしば錆びている!と言われるコルテン鋼の実物も展示・・・出来るのかな?