【Digital Reconstruction】

【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】その⑨ ギャラリー展

訳もわからずにつれて行かれたギャラリーで模型を置くと告げられ、その夜に即興で展示イメージを創り上げた。場所が決まり、目的が定まれば『設計』を始めるのは既に習性だ。描いた思ったのは、伝統的なお寺の本堂の内陣。阿弥陀様の如く、模型を中央に配置…

【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】その⑧・・・専門家による現地調査参加

解体の危機に直面する百年記念塔は、50年先のメンテナンス費用に比べ解体費の方が安価なので解体すべきと政治判断が下されている。・・・50年先までのメンテナンス費用?本当にそれに照らしてしまえば、道庁も時計台もテレビ塔も当然ながら免れないけれど、…

【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】その⑦・・・記念塔のモデリング その⑫ 模型

これは3Dプリンターによる模型、製作は高校の同級生の相原賢一くんによる。高校の同級生と今一緒に何かが出来るとは思わなかった。とても嬉しい。しばらく前の小同窓会で互いに何をしているのか知らせた事があり、彼の趣味ではあるけれどその技術に信用をお…

【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】その⑥・・・記念塔のモデリング その⑪ パース

春に製作した百年記念塔のパース、記事は尻切れトンボで完成パースを載せていなかったので改めて。極めて多彩な見え方のする塔は、遥か遠くからはランドマークとして一本の塔に見える。近寄ると様々な表情が見える。造形的にはシンプルに違いないのに見え方…

【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】その5 背景パネル

これはA1サイズ6枚組のパネル。模型を見せるのに背景が白い壁では映えないので、当初から考えていたもの。ただ黒ければ良かったのだけれど、それだけでは無意味なのでアイディアを絞っていた。最後の最後に様々を取り組んだ成果です。使ったのは7月の調査時…

【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】その4 俯瞰透視図

元々は春に作ったパースをと考えたのだけれど、展示のコンセプトや会場のイメージを想定し、4点の浮世絵風を新たに製作した。調子の良いアングルを探し、そのアングルで何枚もレンダリングしては重ね透かし、プロポーションと造形が分かる図案に仕上げた。正…

【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】その3 デザインの秘密

展示の中では最も地味なこの壁面が実は重要です。デザインの秘密を証ています。造形プロセスの絵解き解説は、右から左へ14枚のパネルを眺めると一息に理解頂けます。複雑な塔のデザインも順を追えば明快です。左端の一枚は実際の写真に補助線を引き解説した…

【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】その2 会場風景

展示は3部、6つコーナーで構成しています。 この展示で叶ったのは貴重な設計時の資料を展示出来た事。塔設計者の井口さんの発想時のスケッチ、計画図、実施図面一式を揃えています。スケッチに記された双曲線の公式がデザインの発端、これが具現し今見る事が…

【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】その1 撮影。

展示会場での一枚、これは実写です。なんとか綺麗に会場を設える事が出来ました。手間は3Dプリンターによる模型です。塔の高さは100m、その1/100スケールで全高1mの模型は圧巻。これは高校の同級生が制作しました。背景はA1サイズ6枚組のパネルです。…

【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】 

百年記念塔は今、解体業者が決まり本当に失われかねない状況にあります。多くの方が様々に存続の道を模索しています。建築家が名を連ねる「北海道百寝記念塔の未来を考える会」もその一つです。建築家に何が出来るだろうか?何を残そうとしているのか?その…