外気浴

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一度目の災害的降雪の際に屋上の扉が完全に閉ざされた。何とか開けられる状態にはしておこうと、少しドアを押して出来た隙間から手を入れ雪を掻き出し、気の遠くなる作業の末に開通したものの、先日の2日も降り続いた雪で再び閉ざされた。諦めずに、雪を掻き出した屋上は120cm程積もっていて、その時は手摺がすっぽりと隠れていた。それが週末の暖気で一気に融け固まり、今は90cmとなっている。

掘り進むのは諦め、ただ開くだけの屋上扉前ではあるのだけれど、椅子一つは置けるスペースがある。アンテナが現実的で何ではあるけれど・・・すっかり雪の壁の囲われ視線も風も防いでくれているので、外気浴が出来るなーと、のぼせる程に熱い湯に浸かった後で出て見れば、それはそれは気持ちの良い事。

住宅の設計では、浴室には窓を設けたい。出来ればBath Courtを作って出たいと思いつつ、なかなかそこまでは辿り着けない。それでも、いつもチャレンジをする。プライバシーを保てるプライベートな屋外には憧れる。

雪は、刹那ではあるけれど疑似体験が出来、これは貴重な体験だった。まだ雪のある内に熱い風呂を入れたい。サウナは今は流行りの様子だけれど、個人宅設置のサウナは昔からあって、余裕があれば考える事が出来る。今は熱源も安価なものから本格派まで様々が手に入れられる。対になるのは外気浴スペースに違いない。

私の好みを言えば実は温泉かサウナはどちらでも良く、好みは外気浴だ。特に寒い季節は好ましい。