雪の結晶を撮る。

昨シーズンは面白くて結構な数を撮ったものの、綺麗に撮るには工夫が必要だと思い知った雪の結晶を、今シーズンはもっと綺麗に撮ろうと意気込みはあった。ただ、一番の問題は降雪のタイミングで「写真を撮るぞ」モードに自分を切り替えられるか?だった。

丁寧に撮るにはやはり、三脚を立てISO感度を低く保ち、照明をどう当てるかを考えながら・・・手間どるので億劫になってしまう。けれど、雪の季節もそろそろかと、先日ようやく試してみた。

結論は、本気で撮るのなら街中では無理に違いない。良質な結晶を求め標高の高い山間に行く必要がありそうだ。融けているか壊れているか、なかなか良い結晶を拾えない。


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札幌の街中に降った雪の中から、割と綺麗に撮れた一枚。壊れた残骸の中に未だ整っているのがあって、照明を当て綺麗に輝く角度を探す。少しでも暖かいと一気に融けるので、撮影には風を避けられる冷え切った場所が必要だ。

おそらく、これは融けかけに違いない。もう少し寒い日なら結晶の棘の断面は菱型のはず。融けて面上に広がっているように見える。融けても面上に広がる?この結晶だけが輝く照明角度があった。


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これは小さな結晶、本来あるはずの先端部分が欠けてシンプルな形状になっていて、そこらに散らばっている。

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これは更に小さな結晶で、融けて平面状に広がっているよう。大きな六角形の頂点に小さな六角形が付いているみたい。左下には大きな六角形のみのも落ちている。左上にはその六角形のみの結晶が重なり合っている。

どういうプロセスで結晶は作られるのだろう?その時に様々違うのだろうか?融けて変形したのか、元々そういう形状で作られたものなのか、壊れやすい事だけはわかる。

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もう少し状態の良い結晶を見つけた。ただ、あまり上手に照明を当てられなかった。

f:id:N-Tanabe:20220220022521j:plain最後の一枚は更に状態が良い。六角形状に変わりないけれど枝葉の部分はバリエーションがある。やはり、融けているように見えるけれど、どうなのだろう?


もっと綺麗な結晶が見たい・・・という思いが強くなればおそらくやはり、山の中へ行くに違いない。記録に残すのにカメラは持って行くだろうから、撮影場所となる囲いは・・・傘の下程度では難しいし、屋根のある場所を探すかテントを張る?天気予報を眺めて寒気の入るのを探し、何度も足を運びだすのだろうか?

今宵も美しい雪の結晶を求め山へ・・・というタイトルで何れ書くかもしれない。