【計画③】 敷地3Dモデル。

製作していた敷地のコンタ(高低差)図面、得る事の出来た情報は
1m等高線だった。建築を考えるには大雑把過ぎる事もあり、
更に将来は模型も作る事を想定し、200mm間隔を想定し補う。
非常に地道な作業で高低差15mほどをどうにか作成した。

敷地に高低差がある時はより慎重に取り組む必要がある。
基礎に大きく影響するのでコストに強く反映する事になるし、
建築の床レベルを想定する基本においても正確に知りたい。

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大きな敷地なので手掛かりを得るべく、人と車を置いてみた。
かなり大きな敷地なのだけれど歪な形状な上に高低差も強い。

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対面の敷地は大きな落差もある。落差が強ければ、その先の視界は
広がる可能性が高い。建築を開く事の出来る方向は確認したい。

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道路は斜路、敷地も等しく傾斜している。
建築のために平たく整地しては勿体無いなと感じる。
傾斜地の傾斜を活かし、景観に馴染ませる方法はないか?

f:id:N-Tanabe:20200520025453j:plain景観の良い地域、敷地は伸びやかだ。
その素性を活かし、邪魔せず、馴染ませたい。
きっと大きな建築構造になるはずなので、
狭い道路から見て聳えるようでは残念だ。
如何に馴染ませつつ、大きさを最大に得るか。
建築も敷地の様に伸びやかに空間を考えたい。

間違うと基礎工事費用が跳ね上がりそうだし、
外構工事も大変な事になりそうだ・・・けれど、
そういう風にもしてみたくなる。

窓、これはとても重要な建築要素になる。
間違うと『生活感』が漂ってしまう。
それはそれで良い面もあるのだけれど、
建築空間内の様を表出させるなら意図は必要だ。
プライバシーを守りつつを考えたい。
部位、距離、様々。

眺望の方向、採光の方位方法、換気の具合、
室内の伸びやかさ、開放感と閉じ守る具合、
敷地とどう呼応しようか。




※この記事一覧は下記。
【計画①】 傾斜地で等高線を創作する。
【計画②】 Site Survey