製作していた敷地のコンタ(高低差)図面、得る事の出来た情報は
1m等高線だった。建築を考えるには大雑把過ぎる事もあり、
更に将来は模型も作る事を想定し、200mm間隔を想定し補う。
非常に地道な作業で高低差15mほどをどうにか作成した。
敷地に高低差がある時はより慎重に取り組む必要がある。
基礎に大きく影響するのでコストに強く反映する事になるし、
建築の床レベルを想定する基本においても正確に知りたい。
大きな敷地なので手掛かりを得るべく、人と車を置いてみた。
かなり大きな敷地なのだけれど歪な形状な上に高低差も強い。
対面の敷地は大きな落差もある。落差が強ければ、その先の視界は
広がる可能性が高い。建築を開く事の出来る方向は確認したい。
道路は斜路、敷地も等しく傾斜している。
建築のために平たく整地しては勿体無いなと感じる。
傾斜地の傾斜を活かし、景観に馴染ませる方法はないか?
景観の良い地域、敷地は伸びやかだ。
その素性を活かし、邪魔せず、馴染ませたい。
きっと大きな建築構造になるはずなので、
狭い道路から見て聳えるようでは残念だ。
如何に馴染ませつつ、大きさを最大に得るか。
建築も敷地の様に伸びやかに空間を考えたい。
間違うと基礎工事費用が跳ね上がりそうだし、
外構工事も大変な事になりそうだ・・・けれど、
そういう風にもしてみたくなる。
窓、これはとても重要な建築要素になる。
間違うと『生活感』が漂ってしまう。
それはそれで良い面もあるのだけれど、
建築空間内の様を表出させるなら意図は必要だ。
プライバシーを守りつつを考えたい。
部位、距離、様々。
眺望の方向、採光の方位方法、換気の具合、
室内の伸びやかさ、開放感と閉じ守る具合、
敷地とどう呼応しようか。
※この記事一覧は下記。
【計画①】 傾斜地で等高線を創作する。
【計画②】 Site Survey