【光明寺】交差点から眺め、近寄る。

f:id:N-Tanabe:20190523105024j:plain

交差点から眺めると、ちらりと見える三角屋根の白い建物。角の建物を挟んで右手にも伸びている。決して恵まれた敷地条件ではないけれど、低く長く伸びる建築の存在は感じられるはず。この交差点、国道に直行する道が十数度、敷地側へ傾いているので、この角度でみると鋭角になっていて自ずとパースが効いて見える。


f:id:N-Tanabe:20190523105102j:plain


歩道沿いから眺めると、こんな具合。今はこのカラーコーンもなく、綺麗になっています。こういうスケール感で街並みが広がればきっと、散歩も楽しくなるだろうなと思う。もちろん、周囲には巨大な商業施設と昔ながらの大きさの建物があるから考え出せたスケール感なのだけれど。

設計は難しい。要望を聞き建築にするには悩まずにスタート出来る立位置が一般的だろう。どの様な大きさか、スケール感を創るかは問われない。でも、そこに設計の妙がある。妙は明かしても、伝えられるものでも教えられるものでも教わるものでなく、自分で創るしかない類のもの。

正解はない。正解は創るしかない。果たして成果は?確かめるべく、また眺めに行こう。今は運用も始まっているので、行けば様々をお聞きできるのでとても楽しい。