目が語るな。

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少し前は鳥を、私でも観察が出来た。今は春ゼミがヴォリュームを間違えたかのように騒々しく、周囲は新緑の緑で覆われてしまい、最早視界の利かない水源地の森の中、出会える最大生物種はこれだ!脳で思考し判断する生物は目が語る。木道はひなたぼっこに適当らしく、実は多くが強い日差しを楽しんでいるのだけれど、音には敏感で直ぐに消え去ってしまう。視線を少し先に送り観察すると、細く鋭い木片が落ちている様にみえるのだけれど、それが写真の生物だ。

「何だよ?折角ひなたぼっこしてたのに邪魔してくれて!」と語るような視線が痛い。気付いて足音を忍ばせると、案外に近寄らせれてくれるのだけれど、それはそれで、私相手ならまだ安全圏と判断しての事、そこは少し腹立たしい。

彼か彼女か、何度か尻尾切りをしたのだろうか、色が違っている。この春の脱皮で復帰したのかもしれない。日向ぼっこをいしている内に直に同じ体表色になるんだろうな。