思い出し、笑う。

打合せの際、クライアントは近所の有名店て御用意されたロールケーキを切って下さった。打合せに集中してはいたのだけれど、上手く切れずに困惑されるクライアントの表情とその様が視界に入り・・・私は必死に堪えた。いや、寧ろ見ないフリを決め込んだのであった。手元に届いたお皿、味は間違いないのだけれど、その懸命な御持て成しの様はありありと皿の上に・・・ふと今、過ぎってしまい、どうにも笑いを堪えきれない。

集中力とは凄い。あの時は切れなかったもの。一瞬でも油断したならその誠意を・・・笑った方が良かったのかな?