【 2020.04.14 】

アトリエの南には札幌南高校があり、北には静修学園高校がある。授業時の騒々しさ、グランドから響く部活動の音、吹奏楽部の音色、帰宅時の賑わい、そんな元気がガヤガヤと「音」でアトリエに届くのが日常、昨日は久しぶりにその「音」を耳に出来たのに、今日は再び休日の静けさだった。暖かいし眠くなる。

ウイルス対策、学校閉鎖は妥当な判断だと思っていた。集団感染が起き各家庭に持ち帰るなら大騒ぎだろうと。ただ、クラスター対策と言う意味ではコントロール下に置けるのかもしれない。子供の重症例は少ないらしく医療への負担は大きくないのかもしれない。閉鎖による弊害の方が高コストで負担は大きいという見解もあるらしい。科学的に考察してどう判断をするのか、選択肢は幾つもあるに違いない。何とか、騒々しい子供たちの賑わいを街に戻せないのだろうか。ソーシャルディスタンス!とか怒られながら、ガヤガヤという賑わいはきっと街を元気にするだろう。自戒も込めて大人は自粛で良い。飲んで騒ぐだけだろうし。今はどうにも「元気」が足りなくていけない。

これを機会に欧米に習い、夏卒業+秋入学へ組み替えてどうだろう?桜の頃に卒業や入学は日本の風物ではあるけれど、若い世代は月単位で「元気」を発散する機会を失っている。春としたのは明治期、定着は大正期らしい。100年そこそこの事のようだ。今抱える大きな問題を前にして、例えば「自分は中学3年を半年しか経験しませんでした!」と言う世代を作るよりは、「自分は1年半中学3年生でした!」と言う方が面白いと思う。何より肯定出来るのではと思う・・・欧米がそれは良い事だと真似て春入学に切り替えたら・・・それは考えまい。

半年後にインフルエンザ程の日常になっていると良いけれど、我慢して維持する状況かもしれない。2年は長いので、社会的に半年の猶予を作り、機会を作って上げられれば楽しそうだと思う。この歳になると一日なんてあっと言う間に過ぎ去る。子供の頃は幾つもしたい事を組み入れられる程に一日は長かった。我慢を強いられ失う世代を作るのは許せない。難しい時代を過ごしたのに元気一杯な世代だな!と呼ばれる事に出来れば良いな。