灯る豊平館。


豊平川散策後には9条通りに出て中島公園を通る、直線なら4km程だろう道を気ままにアチコチに寄り道しつつのルートが好みだ。豊平館を横目に通り過ぎると、灯りが灯っているのを見つけ、カメラも三脚も携帯していたので池から撮ってみようかと試みた。

夏は外来のカエルが騒々しい中島公園の内の淀んだ池越し、冷えた夜でも銀杏が匂い、小雨も降り始め風もあり、落葉で埋まる湖面は実に騒々しい。その意味では、賑やかな夜の豊平館か?たっぷりと布が使われたカーテンが窓灯りは扇状にしていて、なるほどと感心させられた。



振り返って眺める中島公園を眺める風景は光源が多く枝垂れる柳も写ってしまう。豊平川ですら照明無しに歩き回れるのだから、園内なら撮れてしまうな。近隣には暗闇がまるでない事を実感する。

先日のオンネトー、日没後まで過ごしたけれど、遠くに街灯の明かりが小さくあるものの、気付けばまるで暗闇の中に居て、風で木々の葉が立てる音で環境を理解する具合だった。都市に暗闇を作るのは危険なのかもしれないけれど、人の生活に「闇」は欠かせないのではないだろうか?リセットする機会もない。まぁ、何となく綺麗ではあるのだけれど。