写真、綺麗だろうか？
良い場所を見つけた。日差しは夏らしく強烈で、その光が水盤を叩く。周囲の緑が映えたり、或いはその影の中に水底が見えたり、良く眺めると視野の範囲に何が見えているのか混乱をしてしまう。決して綺麗な水底ではないものの生命感はある。
少し落ち着いて眺めると、ぽちゃんぽちゃんと水盤がはじけている事に気付く。眺めた先が水の上か中か底なのか、先ずは上に焦点する。そこには羽虫が飛んでいた。次いで水面から何かが飛び出す。魚だった。魚が羽虫を狙い跳ねているらしい。その水中に焦点すると、群れが居た。10cmか15cm程だろうか、魚が群れている。釣り人ではない私だけれど、あそこにフライで毛ばりを投げ込んだら釣れるのかもしれないと思った。
・・・地下鉄幌平橋駅の横を流れる小川での事なんだけれどね。
この流れは人口のもののはず。豊平川から引き込み、その流れは中島公園へと繋がる。今では既に自然の一部のような顔をしているものの、中島公園よりはそう見える。公園の中は人口のもので流れは淀み無理をしている印象を拭えない。
豊平川も、いつも訪ねる場所にも淀みでは魚が群れを成している。トゲウオ？程のサイズのもの、根魚？カジカタイプのものの他に10cm～15cm程の魚が居る。エビ、カニもいる。その割と大きな魚は西岡水源池にも居る。ウグイなのだろうか？割とあちこちに群れを成していて、災害が起きて食に困る事があればコレを狙おうとか思ってみたり。
それにしても、まさか地下鉄駅横の小川に、こんな光景があったとは。灯台下暗しとはこの事か。まぁ、そこで佇み眺めている人が居れば、変な人に見られそうな程に街中ではあるので人目を気にする必要はあるかもしれないな。でも、眺める価値はある。
今日は暑い中、打合せで久しぶりに地下鉄移動であった。その帰りにふと水盤の煌めきに気付き眺めた。夏の間にカメラを持って行こうかとすら想像をしているのだけれど、変な人には見られるだろうな・・・
