最近はモズクガニの観察がメインの散歩なのだけれど、ここ数日の不安定な空模様を眺めると、軽い雲が低く速く流れていたのでカメラを持って散歩をする。

前日からの雨、半日から一日で川の水位に影響を及ぼすように見える。カニの巣穴に近寄れない。豊平川程の川の場合、どのくらいの広域の降水が水位に影響するのだろう?治水技術は理解を含め進んでいるはずだけれど、日常の降雨でも影響は甚大に見える。ある日突如として水位が数十センチも変わる状況下、水面下の生物は無事なのだろうか?

先日は川岸の茂みにはカエルが居て、淀みには大きなオタマジャクシが居た。豊平川にオタマジャクシ?随分と逞しい。あれは秋に成長して越冬し、来春に出てくるつもりなのかな。

護岸の上から眺めると、適当な淀みを見つけては小魚が群れていた。自然は逞しい。即座に住まう場所を探してしまう。何も困らず。

一年に1ヶ月程、これは毎年の事なのに、暑さに負けそうな日々を送る。本日は街中へ役所巡りで歩いた。汗が止まらない。様々問題を抱え、風に当たって気分転換を・・・と、外に出て見れば晴れわたり陽射しは強烈。過ぎに地下に逃げてしまった。

雨が降って水が増えれば増えたで新たな場所を見つけて群れを成してみたり、そういう柔軟な生活を人は苦手にしている。自分だけか?


帰り際の、街中なのにとても暗い河川敷。南区の豊平川河川敷で熊!の報を聞けば、一人でウロウロしていて藪から音がすれば気になるな。その最中、とても小さな、点滅する光と出会う。

そのゆっくりと点灯する小さな光は手の届きそうな空に舞っていた。蛍だ。群れを成して点滅するシーンは観られず、その一匹だけが飛んでいた。カメラをと思ったけれど、あの小さな対象を撮れるレンズはなく、あっても狙うのは困難に違いない。しばらく、楽しませて頂いた。やがて茂みの中に隠れた。