夜のカニ


何時もの豊平川は落差工にモクズガニの気配あり。
気配を察知される前にライトを用意して照らす!
静物」になりきる習性、失礼して水から上げる。
当然、最大限に大きく振舞い、威嚇スタイル。


写真を撮りつつ・・・モタモタしていると、
一気に横に走り出す!


慌ててライトを照らし直すと、威嚇ポジション。
背景には街並みの光が。
札幌中央区住まいの都会派モクズガニの貴重3枚。


3分程の出来事で驚かせ疲れさせたとは思うものの、
雨で増水する豊平川の淀みへと直ぐ逃がしました。


本当は休日に淀みで見つけたサケ?マス?の亡骸が
どう朽ちて帰るのかを確かめたく夜に訪ねた。
既に冷たい水は腐敗を促さず、そのままだった。
カニやエビが取り付く事もなし。


水量は多く流れは激しく、ウグイだろう雑魚の群れが、
サケかマスの流れ着いた淀みに逃げ込んでいた。
※夜の川底の亡骸写真は自重します。

モクズガニは3年目以降だろうか?大きな体を隠せる
巣穴に住み着きある程度は定住をする。魚やエビ類は
その日暮らしで川の中で済み良い場所を選ぶ。

ただ、魚の居る場所は必ずあり、それが常に適切だ。
遊泳能力は高くとも小さな魚が安心して居られる場所、
誰に教えられる事もなく集まり群れをなしている。

ネット検索程度では「雑魚」に違いないのだけれど、
生物学的にはおそらくは「ウグイ」の何かだと思う。
これが春先ならサケかマスの子供かな?と想像する。

名も無き小魚であっても、心地良い安全な場所を
適切に選べるスキルがある。なんて素晴らしい。